目の前のこじれた事象に対して、
どこから手を付けたらいいのか、
事が複雑になればなる程、
途方に暮れるものです。
セッションでご相談に見える方も、
一つのことばかりではなく、
あれもこれも、あっちもこっちも
色々あり過ぎて、
どう相談したら良いか、
混乱したまま、取り敢えず
こんな状態なんです、と
お話しされる方も少なくありません。
お話をお聞きしながら、
問題の根っこを探って、
これとあれは同じ根っこ、
これはもう少し掘り下げて見ないと
わからないな、とか当りをつけて
いくのですが、
実際に誘導に入って
エネルギーをかけていくと、
ご相談者さんだけではなく、
その背後のご先祖様の思念であるとか、
家系的なエネルギーの歪みなどが
読み取れてくることもあります。
あるいは、
その方の魂に刻まれた歴史から
来るものなどもあって、
それぞれ、さらにストーリーを
掘り下げていって、悲劇の起点となる
ポイントまで遡り、転換する働きかけを
していきます。
あまりにも関係領域が広く、
歪みや詰まり、暗さや険が強いものは、
まずはざっくりと大きく働きかけて、
全体の底上げをしていきますが、
その後さらに残っている部分に対して、
どこまでアプローチできるかは、
その方自身が、どれだけ肚を据えて
向き合えるかというところで
左右されます。
そのために、必要に応じて
様々なお話をさせていただいたり、
ご自身の道を自分で選択していく
問いかけをしたりしますが、
最終的には、自分の判断で、
自分で決める、というのが
大原則になります。
私は、統合、昇華するまでの道案内
はさせていただきますが、
その方に代わってその方の道を決める
ということはできません。
ときに厳しく在り様を問うたり、
励ましたりはしますが、本当に
その方自身の人生の道を開くことが
できるのは、本人だけなんですね。
本人だけが、
道を開く力があり、
自分の道と対話することができ、
自分がいかに歩むべきか、
深いところで知っているのです。
私はそのことを本人に思い出して
いただくためのサポートを
するだけです。
私がそれを知っているわけではなく、
その方の道を伴走する中で、
読み取れたり伝わってきたり、
あるいはガイドさんからのメッセージが
やってくることもあるので、
それらをお伝えしながら、
軌道修正をお手伝いするわけです。
その軌道修正も、
本能的に恐れを抱いたり、
避けて通りたい方向であることも
多いので、一人だとつるりと
逃げてしまうことが多いのです。
そういうところで逃げ道を塞ぎ、
それが正しい道だと示し、
無事にプロセスを通り抜けられるように
伴走します。
こういうところは、
本人が深く導きに繋がっていれば
スムーズにできるのですが、
そうでない場合は、
あらゆる逃避テクニックを披露して
逃げまくるのが常です。
そこで、本人の在り方が
問われてきます。
ある程度のところは
テクニックで補うことができても、
根本的に本人がその方向に行きたくなければ、
どれだけサポートしても、結果は出ません。
結局、あなたは何を望むのか。
その望むものに見合う責任を
引き受ける意志があるのかどうか。
そこなんですね。
結果は欲しいけれど、
責任は負いたくない、という方、
すごく多いです。
責任を引き受ける必要がある
ということを知らなくて、
問われて初めて、自分の望みの
意味を知ることも、ままあります。
責任を引き受けるからこそ、
実効が得られるわけで、
それなくして成るものは、
幻想にすぎないと知りましょう。
よくよく、心されますように。