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さて。
今日は昨日の記事に続いて
自分がやりたいことと
魂が望んでいる道について、もう少し
補足解説をしていきたいと思います。
これら二つのことは一致するはずだ、
同じことだと思っている方は
多いのではないかと思います。
ここが一番大きな誤解かな、
と思うのですが、実はこれらは
必ずしも一致するわけではありません。
自分がやりたいと思うことが
たとえどれだけそれを思うだけで
ワクワクして胸が高鳴ろうとも、です。
もちろん、一致することもあるし、
ワクワクすることをしよう！と
盛んにスピ界でも言われています。
それが正解になることもあるけれど、
違っているときもあるというのは
なぜなのかというと、
心の隙間を埋めるものを求めるときも、
ワクワクする高揚感はあるということに
気付くと、言わんとするところは
何となくお分かりいただけるのでは
ないでしょうか。
そういうときは、
理性も吹っ飛ぶくらいに
それに駆り立てるエネルギーは
抑え難く強烈なものがありますよね。
これこそが自分の魂の願いだ！
と思えてしまうでしょう。
そんなときは、周囲がどう忠告しようと、
こんなにも心の底から求めていて
衝動が湧き上がっているのに、
なぜ自分の魂の叫びを止めるのか、
と思うでしょう。
そういう状態をエネルギー的に見ると、
その人の魂の奥深いところからの導きと、
駆り立てるエネルギーが分離している
ように、私には見えます。
駆り立てるエネルギーは、
ごく浅いところで沸き上がっていて、
魂の願いは別の方向を向いています。
おそらく、その人は
駆り立てるエネルギーを魂の叫びだと
思っていても、本当に魂の願いに
意識を向けて聞こうとはしていない
でしょうし、聞いたとしても
正しくは聞けないでしょう。
そういう冷静さを吹き飛ばすくらい、
駆り立てるエネルギーは強烈で、
魅力的で、高揚感に溢れているからです。
こういう状態でやりたいことに
駆り立てられて進んでも、
心の隙間を埋めるだけのことで、
本当に統合されて満たされた
状態にはなりません。
埋めていたものがやがて
魅力を失い、去って行けば、
またあの虚無感が戻ってきます。
本当に統合されていれば、
そういうことはありません。
魂は、表面的に埋めるだけのものを
求めるようには導いていないし、
もっと本質的なものに常に私たちを
導いています。
けれども、その導きの声は、
強烈な駆り立てる欲望よりも、
深いけれどももっと地味で静かなので、
派手な高揚感を前に、
容易くかき消されてしまいます。
この辺りの違いが判らず、
この高揚感こそが善なる導きだと
勘違いしている人は、多分
ものすごく多いと思います。
静かで深く、揺ぎ無い導きの感覚に
しっかり意識が定まれば、派手な
高揚感に引っ張られることはないし、
その限界も見切ることはできるのですが、
様々なところで、
この高揚感に「溺れに行く人」を
多く見かけます。
まぁ、その人が何を人生に求めているかで
正解は違うと思うので、必ずしも
それを否定するわけではないのですが、
より本質的な道を求めている
と思っている人にとっては、
それは明らかに不正解だと言えます。
自分が何を人生に求めているのか。
そして、今の歩み方で
それが満たされるのか、
よくよく振り返ってみることです。