心の使い方の癖が体の使い方の癖と
本当にリンクしているのだな、と
エネルギーヒーリングをしていると
よくわかります。
私のヒーリングメニューには
カウンセリング式の感情解放の
ヒーリングと、ベッドに横になって
受けていただくヒーリングの
2パターンがあるのですが、
後者のヒーリングでは言葉を交わして
掘り下げていくようなものではないので、
純粋にエネルギーを流した反応で
その方の普段の在り様がわかってきます。
首、肩、背中がガチガチの方も
多いのですが、呼吸がものすごく浅くて、
ほぼ例外なく頭であれやこれやと考えて
感じることがお留守になっています。
要は、頭が前のめりに先走っていて、
心や体が置き去りなんですね。
ついてこない心や体を頭で無理やり
引っ張っている感じなので、必然的に
肩や首に力が入って、下半身が弱く、
上実下虚の状態になりがちです。
さらに、傷つくことを恐れて
自分を守ろうとする意識の強い方は、
喉、胸辺りが硬くなって、巻き肩の
傾向が強くなります。
そうなると、呼吸も深くはできずに
浅く、止まっていたり速くなったり
しているでしょう。
こういう状態になると、意識の上でも
広く深くものごとを見るということは
できにくくなりますね。
試しに、浅く早い呼吸で広くものごとを
見ようとしてみてください。
視野狭窄になりがちで、
なかなか難しいのではないでしょうか。
そうしてありがちなのが、
足や脚に迷いや不安、戸惑い、焦りなどの
エネルギーが読み取れること。
そうした感情や思いは、必ずしもそこだけ
にあるものではなく、内臓にも読み取れますが、
足や脚は、どちらかというと実際に動くときの
葛藤が、内臓はその行動に対するストレス
みたいな質感の違いがあります。
頭優勢で動いていると、こうした
心や体の気持ちや思いは置き去りにされ、
気付かれぬままに頭だけでアクセルをふかし、
重たい心や体を引きずっていくようになります。
感じたら動けなくなってしまうと思っている
人も多いのですが、このような状態で
体や心を引きずって動くのが果たして
健全な在り方なのかどうか。
ひどく疲れやすかったり、気持ちがいつも
鬱々としているのは、そういう在り方から
来ているところもあると思います。
心と体と魂が分離しないで一体となって
動けたら、エネルギーは滞ることなく
健全に全身に循環し、
自分の体を越えて、外の世界にも
そのエネルギーは広がって循環
していくようになります。
自分も、関わっている人も心地良い、
という状態が生まれてくるんですね。
そういう状態は、無理やり引っ張っている
わけではないので、余分な力みがなく、
全身を程よく使って、深い呼吸が
できているでしょう。
こういうこともあるので、
私がお伝えしている感情解放ワークでは、
深い呼吸を使って、心と体と魂を
つないでいわけです。
頭であれやこれやをせかせかと考えてしまって
収拾がつかなくなった時は、まずは
胸を大きく開いて深く呼吸をしましょう。
今自分が何を感じているのか、
心と体を感じながら、ゆっくり呼吸する。
こうして、分離してしまった心と体と魂を
再接続させてあげてください。
そして、接続したその状態で、
もう一度その接続が切れないようにして
日常に戻っていきます。
頭でっかちに生きている人は、
自分だけではなく、他者も置いてけぼりに
しがちなので、ぜひ心に留めておいてください。