人生で最も悩ましいものの一つが
人間関係であり、またそれは、
人生における大きな喜びの一つ
でもあります。
これが喜びであるか、
苦痛であるかによって、
人生の豊かさも天と地ほども
違ってきますね。
それはただ人数が多ければ良い
というものでもないし、
深さ、浅さによって、充実感も
段違いです。
様々な関係性をエネルギー的に
リーディングしてみると、
見た目をどんなに取り繕っても、
その本質は一目瞭然で、
上辺だけの関係では
極表層のエネルギーしか交わっておらず、
それすらも完全に分離し、まったく
触れていないことすらあります。
また、深い絆で結ばれた関係性では、
とても深いレベルまでエネルギーが
心地良く循環している様子が
見て取れます。
交流というのは、文字通り、
エネルギーが交わって流れること
そのものです。
コミュニケーションが苦手な方は、
エネルギーが交わっていないし、
流れてもいないということが
多いですね。
ガチっとエネルギーがブロックされていて、
壁のようになって容易に近づけない
雰囲気になっているとか、
まるで別次元のレイヤーに居るかの如く
噛み合っていなかったり、ものすごく
異質なバイブレーションのエネルギー
だったり、様々です。
割と多いのは、自分のことを
一方的にまくしたてるようにして
いるけれど、相手のことはまったく
お構いなしというか、興味ない
ような方もありますね。
こういうケースも「交流」には
なっていません。
このように、コミュニケーションを
エネルギーという視点から見てみると、
互いに楽しい関係性を築くために
コツというものがあるとするならば、
それは、相手の人となりをよく観察し、
知ろうとすることと、受け止めること
ではないかな、と思うのです。
受容の姿勢があると、
相手から見るとその人は
とても話しやすい人に感じられる
でしょう。
大事なのは、
根ほり葉ほり一方的に知ろうとする
のではなく、同時に温かくその人を
受け止める姿勢があることで、
知ろうとするけれど、
受け止める姿勢がない人もいます。
そういう人は、相手から見ると、
土足で自分の内側に入り込まれ、
詮索されているかのような
不快感を感じるでしょう。
よく、波長が合う、合わない
という表現がありますが、
波長が合う者同士はバイブレーションが
チューニングされて、近い状態なので、
異質感、異物感がなく心地良いです。
合わない関係性は、バイブレーションが
かけ離れているので、とても異質で
そのエネルギーで触れられるので、
異物感を感じて不快なのです。
色々な人と交流し、良い関係性が
築ける人というのは、バイブレーションの
チューニングが上手で、相手に
異物感を感じさせない人であり、
自分の中に、相手を受け止める
スペースを上手に作れる人
と言えるでしょう。
人と何とか仲良くなりたくて
自分のことで一杯一杯になってしまう
という方もありますが、
ふっと肩の力を抜いて、
相手をよく見て、知ろうとすること、
そして温かく相手を受け止める
スペースを心掛けるだけで、
自分からガツガツ行かなくても、
自然体の自分で人と交流できる
ようになるでしょう。
取り繕った自分では、
長続きはしませんし、関係性が
深まることはないですよね。
外側の関係性は、
自分自身との関係性がそっくり
そのまま、表れています。
他者と上辺だけの関係しか築けない
のなら、自分自身との接し方も、
そうなのだと言えます。
内と外を見ながら、どうぞ
温かな関係性を育てていかれますように。