自分自身に深く向き合っていると、
様々な課題、テーマの中に、
家系からきている要素を強く感じる
ものがあったりします。
この場合は血筋の系統を言いますが、
血は受け継いでいなくても、
養子の場合も、何か本人の中に
その血統に関して響く要素を
持っているからこそ、ご縁を得た
のでしょうし、
ダイレクトにその血統ではないところから
その家に入ったということの中に、
色々深い意味があったりするのでしょう。
たまたまとか、外部要因で
どうしても条件に当てはまるのが
その人しかいなかったということも
傍から見ればあるでしょうが、
実は、養子の立場であるからこそ
果たすことのできる何かが
あったりもするのです。
そういう風に考えて
ご自身の家系をたどってみると、
気づくこともあるかもしれません。
そんなこんなで私自身の家系を
振り返ってみると、色々と重いものも
あったけれど、
父や母の代でものすごく頑張って
立ち向かい、クリアにしてくれた
ものもあったな、と思います。
その課題を果たすために、
折々に様々な出会いがあって、
助けてもらったこともあるし、
支えられ、乗り切った困難も
無数にありました。
そうした体験の中で、
父も母も、自分自身の魂の学びを
していったのだと思います。
私の代でも、兄弟3人いますが、
それぞれ担当している要素があるようで、
表れ方も違うし、背負うもの、
取り組み方もそれぞれです。
父母が亡くなって、
今まで以上にそういうことが
よりはっきりと見えるように
なってきたなと思うのですが、
一人ひとり個人を見たときの認識と、
家系全体を見たときの見え方、
捉え方は、やはり違いますね。
全体を見たときに、
腑に落ちることもあるし、
個人だと見落としていた側面が、
はっきりと見えてくることもあります。
血の戦略か、と思うこともあって、
兄弟で分担することによって、
助け合えることもあるし、
強い魂というか、その分野で
秀でた力を持った魂が一人背負って
浄化を請け負っているように
見えるケースもままあります。
色々な方を見ていると、
はっきりとその自覚があって、
自分の代で負のカルマは終わらせる、
と強く決意されて、奮闘している方も
いらっしゃいますね。
一方で、なんで自分が？と理不尽に
感じられる方もあって、確かに
重いカルマがずっしりと
のしかかってくれば、
そう思ってしまうかもしれません。
ただ、そういう方は、
深く深く自分と家系に向き合うこと
によって、自分を磨き上げていく
魂のプログラムがあるんですね。
秀でた才能に向き合うことで、
人生を深く知り、学んでいくのと
同じようなもので、
その家の要素を深くマスターし、
昇華させていくことで、
その人自身の魂のカルマも、
同時に昇華させているわけです。
生まれてくるときに、
そうした家との契約を交わしている
エネルギー的なコードが読み取れる
方もあります。
だから、家系のカルマをいかに逃れるか、
というよりも、いかにそれを突き抜け、
昇華させていけるかとチャレンジした方が、
その人の真の歩みが開けてくるようにも
思います。
そう肚を括ったときに、
助けの手が差し伸べられたりするものです。
そのあたり、
まずは自分自身に深く向き合って、
何が自分にとって真の道なのか、
よくよく問うてみたら良いと思います。