準備ができた人のところに
やってくるものがある、と
常々思っているのですが、
グル(霊性の師)を求める人も、
準備ができていれば、最高最善の
タイミングで現れるのだろうし、
ものごとの成就も、
頭で考えたタイミングではなく、
あらゆる次元の必然のタイミングで
起こるべきならば起こるのでしょう。
であるならば、その願いを叶えるために
単に座して待つのではなく、本当に
それが叶ったならば、
その幸運を漏らさず生かせる
在り方の自分になっているように
準備しないといけませんね。
様々な方をリーディングしていると、
口先だけで願ってはいるけれど、
それを受け取れる在り方には
なっていないな~という方を
しばしばお見かけします。
願っていることに嘘はないのでしょう
けれど、ボールは投げたものの、
返ってくる球は全然見ていなくて、
明後日の方向をぼ~っと眺めている
みたいな感じです。
これも、先日の記事の
自分の人生を他人事のように生きている
主体性のなさを感じます。
ただ、往々にしてこういう方は、
自覚がないのが常ですね。
深いところの自分と
顕在意識レベルの自分が
まったく違う方向を見ていて、
かみ合っていないのです。
こういう状態から軌道修正するには、
このかみ合っていない意識の方向性を、
ちゃんと自分自身に戻していくことが
カギになってきます。
自分に意識が向いていない自覚が
ない人は、確かに向いていないことに
気づくところから。
頭で、向いていないんだ、と思うだけでは
スタート地点に立てません。
自分の気持ちや体の具合、
インスピレーションにちゃんと
気づける状態になっている
でしょうか?
う~~~ん、よくわからない、
というのなら、そうなってはいない
ということです。
なぜかこういう方たちは、
わからないとは言うけれど、
できていない、とは言わないですね。
もしなっているのなら、
う~~~ん、と言う前に
すぐにわかるはずです。
わかるような在り方を
していなければいけません。
この辺り、マインドでぐるぐる
考えるばかりで、そうすることで
気づけない在り方を永続させている
ことがわからないんですね。
さっき指摘したばかりなのに、
次の瞬間には、
え~、どうしてできないんだろう?
とか、自分に意識を向けるのではなく、
頭で考え始めたりしますからね。
そうやって、無意識に自分に意識を
向けないよう、常にあらぬ方に意識が
逃げていく癖がついているのです。
その逃げ癖を、転換するんですね。
意識が逃げていくのとは反対方向に
軌道修正するわけですが、そこが
その人にとっては心地良くないのです。
自分に深く向き合い、本当に触れてしまうと
心地良くないから逃げてきているわけですが、
その不快感こそが統合すべきエネルギーで、
これが統合できない限りは、
本当に自分に触れ、つながることは
できません。
多分、そういう方は長い間、
様々なことから逃げ続けてきている
と思うので、
統合すべきエネルギーのチャージも、
それなりのボリュームがあるでしょう。
これを統合していくというのは、
単なる感情解放ではなく、
在り方の転換なわけです。
そこを、どこまで主体意識をもって
できるか、という問題でもありますね。