自分のキャパシティを知る

昨日はガネーシャ・ギリ先生のところの
ヨガのクラスでした。

久しぶりに「太陽礼拝」をやったのですが、
実は私はなぜかこれが「だ・い・き・ら・い」でして、
練習どころか覚える気すらあまりなかったりします。
(先生、すみません。。。)

先生によると、太陽礼拝は元々はハタ・ヨガ
ではなく、ヴェーダ起源だそうで、その辺りが
何か関係しているのかもしれません。

うわ~、嫌~!と思いつつどうにかこなすと、
そんな私を見てニコニコしながら先生は

「じゃぁ次、月の礼拝をやりますか」
とおっしゃるではありませんか。(;;)

「月の礼拝」は、太陽礼拝とよく似ていますが、
より反りのポーズが多いのが特徴です。

月でも太陽でも、やっぱり何か嫌~
と言うのは変わりなく。

月の礼拝は、インド占星術で言うところの
「月が傷ついている」人に良いそうです。

ということは、太陽礼拝は
「太陽が傷ついている」(そんな表現あるのかな?)
人にも良いのかも???

私の太陽の配置が傷ついているのかはわかりませんが、
こんなにも嫌い、ということは何かやっておくと
いいのかもしれません。

これぞ「良薬は口に苦し」なのでしょう!

これまで、良いと言われる色々なグッズやメソッド
を試してきましたが、

そうしたものの中には、使ってみて最初から
体や心が喜ぶのが感じられるものと、最初はあまり
フィットしなかったけれど、その内馴染んでくるもの
がありました。

あとは最初から馴染まなくて途中で止めてしまうもの
ですね。

最後のは論外として、使っていく内に馴染んで
くるものは、馴染んできた頃の方が、自分の状態が
良い感じで整っているのが分かります。

最初からフィットしているものは、長く使うものと
いつの間にか飽きてしまっているものがあり、

これら3つを比べた時、一番長く続くのは、結局
使っていく内に馴染んでくるもののような気がします。

長期的に、体質改善をしているのでしょうね。

整体でもそうですが、歪んでいるのが普通の感覚
になっていると、「正しい姿勢」に直してもらうと
違和感を感じるものです。

そのバランスで修正されるまで、調整を繰り返して
やがて落ち着いていくのですが、心もやはり
同じようなところがありますね。

たとえば、ずっと自分は被害者だと思って生きてきた
けれど、あるときワークで実は自分も加害者だった
ということに気づき、深い変容が起こったとします。

変容が深ければ、以前ほどの被害者意識で生きる
ところには戻りませんが、気づきが浅く、途中で
思考してしまって変容が中途半端な場合は、

新たな心のバランスになるまで、段階的な
プロセスを通ることになります。

多分、心も身体と同じで、
「その時に変化できる限界量」があるんですね。

だから、「早く一気に変わりたい!」と頭では
思っていても、実際の自分のキャパシティは
そんなにはない、というところで焦りなどが
出てくるのです。

そんな焦りの中で、いかに自身の現実を
見つめつつ、自分を適切にコントロールして
状況を切り抜けていくか、という意識を鍛えるのも
ワークの醍醐味ではありますけれどね。

最近、無料遠隔ヒーリングのご感想などから
みなさんのワークのご様子を拝見していて、

思考でぐるぐるしてしまうとか、あるところで
どうしても閉ざして先に行けないというのを
みかけるので、ちょっとだけヒントを書いておきますね。

ワークショップでも良く解説するのですが、
どうしても「感情のカケラ君」に直面した時に、
恐怖で固まってしまうという時があると思います。

本当にカケラ君を受け止めてしまったら、

・自分が崩壊してしまう
・泣き崩れてしまう
・立ち上がれなくなってしまう
・絶望してしまう

などと思っているのです。

たしかに、こんな風になってしまったら恐い
かもしれませんね。

けれど、こう想像して恐がっているのは
「概念」です。逆に言うと、概念だから恐い
とも言えます。

ではまるでモンスターに圧倒されてしまうかのように
なっているとき、私たちはどのようにしたら良い
のでしょうか。

一気にカケラ君を受け止めるのではなく、
その時自分が受け止められる分ずつ出てきてもらう
ことにして、

・自分が崩壊する感じ
・泣き崩れる感じ
・立ち上がれない身体の感覚
・絶望の感覚

これらの生々しい感覚を、すこ~しずつ受け止めて
いくんです。

それは、概念ではありません。身体の感覚です。

自分が崩壊していく時、それはどんな感覚が
するでしょうか。

絶望と言うのは、身体で感じてみたときに、
一体どこがどんな風になっている感じがする
のでしょうか。

こうしたことを、少しずつそ~っと
エネルギーに出てきてもらいながら、
感じていくわけです。

受け止められないでワークが停滞している人は、
ほぼこうしたところをいっぺんにやろうとして
ロックがかかってしまっています。

あ、このくらいのエネルギーなら私にもできる!
と言うくらいずつやるのがポイントです。

こうしたことも、自分のキャパシティを知る
という訓練でもあるのですね。

ワークはこういうところ、結構奥が深いんですよ。

ではでは、みなさまの取り組みが日々
最高最善の導きとともに在りますように。

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