もっと別の可能性に意識を広げる

私たちは、見たくないものは見ないし、
自分で見えなくしてしまうところがあります。

色々なものをそうやって自身の認識から
消してしまうのですが、

真実にコミットメントして自身に向き合うと、
かつて認識の外に葬り去った様々な記憶や
その奥に封印されていた数々の気持ちが
わんさか出てきます。

こういうものが、すっきりしない日々の気持ちや
理由のわからない言動の原因になっていたり
するのです。

感情解放ワークでは、自分が何を拒絶し、
葬り去ったのかを認め、それらを再び
自身の現実に取り戻していくことをします。

幼少期の出来事から最近の出来事、あるいは
人生をまたいで過去世の記憶なんかも
普通に出てきます。

あまりにもショックが大きかったり、
その感情を感じてしまったら自分が壊れてしまう
というような危機感を持つと、

私たちは自分を守るために、緊急避難措置として
大きすぎる感情のエネルギーを一時的に
封印して、生き延びることを最優先にします。

そうして、またいつか、この感情を受け止められる
時が来るまで、そのエネルギーを凍結して
やり過ごすのです。

だから、抑圧自体が悪いとは思いません。
ただ、それはあくまでも緊急避難措置であって、
ずっとそのままで良いというものではありません。

抑圧されている気持ちのカケラ君だって、
ちょっと待っててね!って声をかければ、
ある程度は我慢して待っててくれます。

けれど、ずっと我慢を強いられるのは
本意ではありません。毎瞬辛い状況に
閉じ込められているわけですからね。

ましてそれが何年、何十年、場合によっては
何百年もとなれば、カケラ君だって暴れるでしょう。

こんなに我慢させておいて、さらに無視
し続けるなんて、なんてひどいんだ!
って思いますよね。

もしあなたの現実にそんな風に思わせる人が
いるのなら、あなた自身がカケラ君に対して
そういうことをしている、ということです。

よくよく、自身の在り様を振り返って、
直ちに改めなければいけません。

たとえば、どんなケースがあるでしょう。

大切な人がいなくなってしまった場合。
亡くなってしまったとか、別離があったとか。

そういう事実を受け入れられないで認めずにいると、
そのことによって生じていたはずの悲しみや
淋しさ、悲しみや怒りなどなどの感情が
「なかったこと」になってしまいます。

「なかったこと」には、そもそも癒しなど
起こり得ないので、ずっと癒えることなく、
いつまでも心の奥に残ってしまうのです。

そうやって、感情のエネルギーは
時間を止めたまま、凍結されます。

時は流れ、身体は成長し、老いていくのに、
心はその時のまま、凍り付いて止まっているわけです。

当然、分離が起こって、存在としては
健全な状態ではありません。

自分でも気づかない内に、どこかで機能不全が
起こってしまうんですね。

だから、そういう状態から脱却したければ、
「無かったこと」にしていた出来事をしかと認め、
その出来事によって生じていた感情を
生き切るプロセスが必須です。

どんなに悲しくて胸が張り裂けそうでも、
惨めさに打ちひしがれても、
怒りに叫び出しそうでも、
淋しさと孤独、不安と焦りに押しつぶされそうでも、

在るがままの自分でこの現実にしっかり
地に足をつけて、受け止めて生きるのです。

いっぺんにじゃなくていいんですよ。

今の自分ができる分ずつ、少しずつでも
受け止めていくと、心は随分軽く、
健全に生きる力が取り戻されていきます。

そういう感情を感じても、
私たちは元々大丈夫にできているんです。

そんな風に、自らに備わった自身を癒す力を
健全に発動させていきましょう。

何年も、死んだように生きていなくても
いいのです。

たまに、まるで自分への罰であるかのように、
苦しみを背負い、手放そうとしない人もあります。

自分は許されるべきではないと思っていたり、
苦しいのに、それを通して大切な人と繋がっているように
錯覚して、その絆を手放したくないと
思っていたりするのです。

でも、そんな風にされるのは、相手にとっても
苦しいことです。

もしそんな風に感じてしまっているのなら、
あなたの望みは、そんな風に
相手を苦しめることだったのだろうか?
と私は問います。

そうでないのなら、今すぐその在り方を
方向転換すべきですね。

そして、自分も相手も苦しみの呪縛から
解き放ちましょう。

そうして、その人とは、苦しみの呪縛ではなく、
もっと別の関係性の絆へと昇華させたら
いいのではないでしょうか。

執着しているときは、
その他の可能性も見えなくなっています。

でも、可能性はそれしかないわけじゃありません。

意識をもっと広げてみて、
別の可能性、別の在り方を見てください。

それじゃなくちゃダメでしょうか?

もっと別のものであってもいいのではないですか?

そんな風に考えたとき、あなたの心は
ふっと軽くなっていませんか?

そう感じられたら、そろそろ潮時かもしれませんね。

もうしがみついていなくてもいい。
勇気を出して、新たな可能性に踏み出していきましょう。

あなたがのびのびと、人生を謳歌できますように。

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