その人に寄り添うとは言うけれど、
この仕事を始めたばかりの頃は、
なかなかそれができなかったなぁと
思います。
どんなに気を付けていても、
自分の価値観でジャッジしてしまうことも
あったし、
本人が望んでいることだからと、
何とか成果を出したくて
焦ることもあったし、
セッションは、
ヒーラーのものではなく、
クライアントさん自身のものなのだと
頭ではわかっていても、
思うような成果が出なければ
自分自身の価値がないような気も
していました。
今でもまだまだ未熟ではありますが、
当時より少しはその方自身の時を待つ、
ということができるようになったかな、
とは思います。
それは、目先の云々よりも、
その方自身のもっと深いところの
願いや流れを見て、その人自身の時に従って
歩みを進めるということです。
私たちは、顕在意識で認識している
こととは違った意識のレイヤーがあり、
頭で考えている願いとそれとは
全く違うということがしばしば
あります。
というよりも、それが普通です。
だから、口先の言葉だけを聞いて
それに応えようとしても、
それではその人のもっと深いところの
願いにそぐわない、ということが
あるんですね。
それは、理屈では割り切れないのです。
だから、本当に深い願いに
チューニングして歩みをサポートしないと、
誤った方向に導いてしまいかねません。
昔はそれができなかったので、
表面的なところに振り回されて
うまくいかなかったこともあるし、
自分自身が傷ついたことも
たくさんあります。
できなかったのは何故かと言えば、
良く思われたいとか、傷つけたくないとか、
そこまで深く触れていく
責任を取りたくないとか、
要はヒーラーとしての覚悟が
足りなかったのです。
深くかかわっていけば、
言いにくいこともあります。
それを伝えることで、
どんなにかその人が傷つくか、
あるいは、自分が憎まれるか、
と恐くなることもあるわけです。
でも、様々なクライアントさんたちに
向き合う中で、ヒーラーとしての
自分の役目は逃げることなく果たそう
という肚もできてきました。
以前はもっと、クライアントさんたちと
絡み合っていたんですね。
今は、目先の慣れ合いよりも、
たとえご縁がこれで切れてしまっても、
その人の魂の歩みの中で、最善となる
選択をしようと、迷わず思えます。
そこで揺らいでしまったら、
その迷い、後ろめたさがヒーラーとしての
私を腐らせて、この仕事を続けては
いられないでしょう。
欲や恐れを掴んで、
ヒーラーとしての矜持、誇りを
失わぬように、というのは
私のこの仕事をする上での
大切な指針です。
ここまで、境界線の学びを
繰り返し繰り返ししてきました。
自分と相手との間でしっかりと
線を引くというのは、口で言うほど
簡単ではありません。
自分でも見えない隙はあるもので、
そういうところにクリーンヒットな学びが
神業としか言えないようなタイミングで
やってくるんですよね。
様々な人から、様々な場面で、
あらゆる角度から、自分はどう振舞うべきなのか、
その根底に置くべき基準とは何なのかを
問われ続けてきたように思います。
これはセミナーなどで教えられて
身につくようなものではありません。
実地で、自分の在り方すべてを通して
応えていく中で、身について行くものです。
どれだけお手本となるような人が
側にいて、その感化を受けて
できたようなつもりになっても、
本当にできているのかどうかは、
別のことです。
血肉とできるのは、
自分で出した答えのみです。
さて、あなたはどれだけ
自分オリジナルの答えを出してきたでしょうか。
それが、掛け値なしの自分の実力です。