人間の優しさの根底にあるもの

私は子供がいないので子育てというものを
したことがありません。

けれどサロンには、子育て中のお母さんたちが
様々な悩みを抱えてご相談に見えます。

子育てをしたことのない私でも、
感情解放ワークの視点でその人の在り方を
見たときに、色々とアドバイスできることは
あります。

親御さんが子供に向き合えていない時、
腰が引けていたり、ただ自分の理想を
押し付けて強烈に抑圧していたり、
親が自分のことで精いっぱいで
ほとんど子供に意識が向けられていない時、

その在り方の歪みは如実に子供さんの様子に
表れてきます。

だから親が悪い、ということを
ここで言いたいのではなく、

親も親なりに、様々な背景を持ちながら
子育てを必死でされているんですね。

自分の抱えきれない気持ちを持て余しながら、
それでも子育てや家庭生活は日々待ったなしで
進んでいきます。

自分にも向き合えてない状態で、
子供の気持ちを受け止めたり寄り添ったりって
できるわけがないのですよね。

子供はそういうところ、
ものすごく敏感に察しているし、

親が受け止めてくれるはずの気持ちを
受け止めてもらえない時、

自分の気持ちを持て余しながら、
どうにか折り合いをつけて
生きて行こうとします。

でも、どうにもそれが臨界点を超えてしまうと、
色々な目に見える問題行動となって
出てきてしまうことがあります。

そういう子供の在り様は、
その子だけの問題なのではなく、
家庭全体の在り方の問題なのです。

一番弱いところに、
出ているだけなんですね。

だから、親は何も変わらずに、
この子の問題行動が収まればいい
というのはあり得ない話です。

でも、自分の非を認めたくない、
在り方を変えたくないがゆえに、

せっかく子供さんが与えてくれた、
自分や家族に本当に向き合うチャンスを
封印してしまう方も、なくはないようですね。

家庭内に起こる問題と言うのは、
その家族全体がシフトしていくチャンス
でもあります。

ずっと見ないふりをして逃げ続けてきたこと、
恐くて向き合えずに来たことに、
本当に本当に本腰を入れて
向き合うべき時に来ている、
という促しです。

そのサインを真摯に受け止めて
自分の未熟さ、弱さ、狡さ、冷酷さ、
情けなさにとことん向き合えた人は、
一皮も二皮も剥けて、大きく成長していきます。

沈滞ムードにあった家族全体が、
生き生きと信頼と生きる喜びを
取り戻していきます。

一朝一夕にはいかないでしょうけれど、
一段一段のステップに復活の喜びを
感じられるような、そんな歩みになります。

それは、みんなの魂が望んでいたこと
なんですよね。

子供にどうやって接したらいいのか
わからない、と言う親御さんのお話を聞くと、
ほぼ100%、子供に向き合う前に
自分に向き合えていないのを感じます。

自分からも逃げているし、
パートナーからも、子供からも
逃げている。

そこを方向転換して、
ちゃんと自分の気持ちを受け止め、
自分の人生を引き受けられる状態に
導いていきます。

そうすると、
自分の気持ちを受け止められた分だけ、
子供さんの気持ちも受け止めて、
寄り添ったり見守ったりすることが
できるようになります。

この親御さんの在り方の変化は、
子供さんはとても敏感に反応しますね。

子供は本当は親を頼りたいし
信頼したいし、自分がいることを喜んでほしいし、
愛したいし愛してほしいのです。

でも、子どもが親を頼れない、
信頼できない、愛せないとなっているのは、
本来の望みではないんですね。

親が自分の気持ちを受け止められない時、
たとえば怒りや悲しみや苦しみに
うまく対処できない時、

子供の怒りや悲しみや苦しみにも
うまく対処できません。

そこに、子供が不安に感じたり
不信を感じるようになるのです。

だから、子育てにおいて
親が健全に自分自身の感情に対処できる
ということはとても大事なことです。

何より、自分自身が楽ですしね。

私がサポートできるのはこういう視点から
になりますが、最近、ある本を読んでいて
昔の子育てのとても素敵な教えを見つけたので
ここでご紹介したいと思います。

「子育て四訓」と呼ばれる教えです。

乳児はしっかり肌を離すな
幼児は肌を離せ、手を離すな
少年は手を離せ、目を離すな
青年は目を離せ、心を離すな

なんて本質を突いた素晴らしい教え
なのだろうって思ったのですが、

子供の成長に合わせて、段階的に
自立させていく距離感がとてもうまく
表現されているな~って思いました。

これを知っていれば、
肌のぬくもりも知らぬ間に手を離したり
目を離してはいけない時に心まで
離してしまったり、ということは
なくなるでしょう。

子供さんの状態によっては、
年齢よりも前の段階からやり直して
あげないといけない子もいるかもしれません。

でも、必ずこれは前の段階が十分に
熟してから次に進めるべきものですからね。

青年になっても、心を離してはいけないのですね。
その眼差しが、人としての道を踏み外さない
ストッパーとして、いざというときに
機能するのだと思います。

あなたの中にも、常にそのように機能する
大切な人の眼差しがあるでしょうか。

人間の優しさの根底には、
肌のぬくもりの記憶と見守ってくれた
大切な人の眼差しが生きているのでしょうね

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