真実を受け取る意識

感情解放ワークでもその他のヒーリングでも、
意識の使い方と言うのは非常に重要な鍵であり
肝でもあります。

感情解放ワークでは、
自身の内側から差し出されてくるものを
一つ一つ丁寧に受け取っていくことで
隠されていた秘密を紐解いたり、
和解や統合への道が開けていきます。

そのプロセスは本来、
明かされるものを受け取る自分の意識が
静まっていて、ニュートラルでなければ
いけません。

けれども、しばしば私たちの意識は
自身の秘密に対して抑圧的で、
明かされること自体に抵抗を示します。

だから、セッションでは
様々な問いかけをしたりテクニックを使って
抵抗を緩めたり、別の視点から
気付きに導いたりします。

そういうプロセスの中で、
マインドであたかも内側から
差し出されたものであるかのように
ストーリーをひねり出したり、

感情のしこりを思うような状態に消そうとしたり
という作為的な意識の動きになってしまう
ケースがあります。

これをやってしまうと、
ワーク自体が偽物のトリックにはまってしまって、
うまく解放や変容の導きに乗ることが
できなくなってしまいます。

ふと浮かんできたビジョンに対して、
これは本当のことなんだろうか?
自分で作っていないだろうか?
という疑いを抱く方もあるのですが、

疑うことはマインドの領域の行為で、
そこから微妙なレベルで
マインドに引っ張られていくんですね。

それは、マインドの非常に巧妙なトラップで、
疑う前の心を詳細に見てみれば、
何かしらの恐れが浮上していると思います。

おそらくそれは、
真実に近づいてしまうが故の恐れであり、
トラップは、その恐れに瞬間的に反応して
起こっていることなのです。

だから、自分の内から浮上したものに
疑いを抱き続ける限り、その人は
マインドの領域でさまようことになり、
真実に近づくことができません。

こうして、抵抗している側の目的が
成就され続けるわけですね。

自分の感じているものを疑うトラップから
脱するには、それを信じて受け入れたときの
居心地の悪い感覚を捉えて、
これを統合していけば良いのです。

じ~っとその感覚を感じて、
そこに命の呼吸を送っていきます。

すると、うまくできれば、
その居心地の悪い感覚は和らいで、
素直に自分の感覚を受け取れるように
なるでしょう。

疑う以外にも、マインドの領域でさまよう
と言うトラップは様々な場面で起こります。

セッションで誘導しているときに
マインドの領域に入った人は、
独特の浮遊している感覚があります。

何かしら「感じている」ものを表現している時は
それがどんなものであろうと、その人がそれを
感じているということは事実なので、
事実ベースのしっかりした確かな感覚が
あるのですが、

マインドで作り上げたものには
その確かさが感じられないのですね。

どこか独特の嘘臭さがあって、
作為的ないやらしさがあるのです。

この辺は、慣れれば自分でも
これは違うな、とわかるのですが、
どっぷりとそこに浸っていると、
セルフワークではなかなか
気づけないところだろうと思います。

だからこそ、「本当に聞く」と言う姿勢が
非常に大事なのです。

内側から差し出されている真実を聞くには、
「聞いているつもり」ではダメなんですね。

多くの人が、この「聞いているつもり」
の思い込みから、自身の真実のチャンネルに
意識を合わせることができずにいます。

それは、自分の聞きたいことを聞こう
としている内は、絶対に聞けません。

真実が受け取ってほしいことを
そのまま聞き、受け取る意識の状態
であるときに、真実は鮮やかに
見えてくるものなのです。

だから、そこにはマインドが作為的に
作り出すようないやらしさや、
疑問の余地を挟める隙など
一切ありません。

自分で感覚的に、頭が作ったものではない
ということがわかります。

それくらい、確かな感覚があるんですね。

感じることを閉ざすことは、
こうした明らかな印から自分を切り離す
最も効果的、かつ根本的な抵抗です。

感じてしまえば、わかってしまうのは
明らかなので、そこから遠ざかろうとするのです。

真実の探求者であらんと欲するならば、
感じることを拒絶してはなりません。

拒絶しているつもりはないけれど、
と言う方も多いのですが、拒絶していなければ、
既に感じられているはずなのです。

感じられていないということは、
感じる感覚を閉ざしているのであり、
しかもそれに対して自覚がないということ自体、
自分自身と対話できていない状態である
と言うことを意味しています。

そういう方の現実には大抵、
コミュニケーションを取ることが
非常に難しいか、不可能な方がいるものです。

つまり、自分が自身に対して、
その人のような態度を取っている
と読み解くことができます。

その人がコミュニケーションを拒絶するのと
全く同じ理由で、自分も自身に対して
そのようにしているわけなので、
ここを統合していくことが
鍵になります。

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