ネガティブへの恐れとポジティブへの執着

これまで、様々な方のセッションを
させていただいてきた印象では、
ポジティブへの執着が強い人ほど、
ネガティブを恐れているという
傾向があるような気がします。

ポジティブシンキングに対する
私見についても何度か書いたことが
ありましたが、

それが自分の中のネガティブな感情等に
きれいに蓋をして、カモフラージュしたり
無かったことにするように働いている
としたら、

これは多分うまく行かないだろうし、

反作用も大きいだろうな、と思っています。

内側では怒りや悲しみ、
恐れや悔しさなどで一杯なのに、
予定調和の結論ありきで、

受け止めてもいないし、
統合なんてできていないのに
調和したように結論付けて収める
そのやり方では、

湧き上がっているネガティブな感情は
決して収まりはしないし、
見えなくなった意識下で、
沸々と出口を求めてうごめきまわるだろう
ということが容易に想像できるからです。

うわべだけ取り繕った調和と、
本当に統合のプロセスを経た末に
実現された調和とは、全くの別物ですから。

本当にネガティブな感情のエネルギーを
統合できる人は、それを恐れたりはしません。

そもそも、それを悪いものだという
レッテルを貼ることもないでしょう。

ただ、在るがままにその感情が生まれ、
統合のプロセスを通過して、
自然な調和した状態に落ち着く
というだけのことです。

そういう一連の流れを無理なく
通過させることが出来たなら、
殊更にポジティブに執着することも
ないのではないでしょうか。

ポジティブに執着する人のポジティブ像に
触れるにつけいつも感じるのは、
取ってつけたような違和感です。

その理想像は、どこから、あるいは
誰から移植されたものなのでしょうか?

そういうポジティブ像のエネルギーは、
その人自身のエネルギーから浮いていて、
私から見ると、すごく不自然に
感じるのですよね。

そう在るべきだ、と思っている
その理想像に少しでも近づくように、
一生懸命自分を削ったり膨らませたり
整形しているのでしょうが、
全然そこに、その人の生きた生命力を
感じないのです。

そして、表面的には笑っているのに、
どこか苦しそうに見えます。

抑圧された本当の感情のカケラたちの声は、
隠しようもなく、自分の纏っているものの中に
滲み出てくるものです。

できることなら、そういう要素も
蓋をするのではなく、ちゃんと自分の一部として
生きてあげられる在り様をしたいものだと
思います。

こんなのは自分じゃない!と否定、拒絶することから
私たちの迷子の旅は始まります。

そして、別の自分、ここではないどこかを求めて
散々彷徨った末に、結局帰るところは
捨ててきた自分、今ここしかないのだと
知るのでしょう。

それは、
こんなダメな自分、惨めな自分で居続けなければ
いけないということではありません。

捨ててきた自分は、自分が思うほど
惨めでみすぼらしくて、どうにもならない
価値のない存在なのでしょうか?

そう結論付けて終わりにできるほど、
あなたは自分と言う存在を知り尽くした
のでしょうか?

ひょっとして、よく見もせず、知りもしないで
ダメのレッテルを貼って、捨てているのでは?

たとえば、
あなたのことをほとんど何も知らない人が
あなたのことをダメな奴だとか、
ロクでもない人間だとか言って、

尊厳を傷つけるような態度を取ったり
切り捨てるようなことをしたら、
あなたはどう感じるでしょうか。

一体この人は何を言っているんだろう?
自分はそんな人間ではないのに。
まったく、失礼な人だ!と
戸惑いとともに怒りや悲しみを感じたり
するのではないでしょうか。

ネガティブな感情を直視すると
落ち込んで抜け出せなくなるという
恐れを抱いている人も多く、
確かにそういう経験をされている方も
あるでしょう。

けれど、そのネガティブの無限ループの
そもそもの根っこは、
自分に嘘をついていることと、
自分を見捨てていることにあるわけなので、

この部分を修正しない限りは、
どんなにポジティブを追い求めようと、
結局は逃げてきたところに戻っていくのです。

ネガティブと見えるものは、
恐れるべき悪なのではなく、
居場所を奪われたエネルギーが
暴走した姿なのだとわかれば、
もっと別にやることがあるはずです。

恐れも、執着も、表裏一体のもの。

その根幹にある、見るべきものの
エッセンスを捉えられたら、
あなたの内から、あなた自身の本当の調和が
表れてくるでしょう。

そういう状態に導くためのセッションを
していきたいな、と思います。

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