閉ざしたハートを開くために

私たちはしばしば、
思考で理解できようはずもないことを
理解しようとして、
一生懸命頭であれこれ考えて
それを捉えようとします。

けれども、どれだけそうしても、
それは無理なのです。

たとえて言うならば、
臭いを目で嗅ごうとするとか、、
音を舌で聞こうとするようなものです。

それでも私たちは、
その匂いはどんなものだろうかと
目を凝らし続け、
その音はどんな音なのかと
味わうことを止めようとはしません。

その匂いはどうすれば嗅ぐことが
できるでしょうかと問い、
どうすれば聞くことが出来ますか、
と尋ねても、

賢者はただ、
嗅ぎなさい、聞きなさい、
と言うばかりです。

尋ねた人は、
臭いを嗅ぐ機能や音を聞く機能が
無いわけではないのです。

ただ、その感覚を長いこと
閉ざしてきたので忘れてしまっているか、
普段から使っているのに、
自分のその感覚をそれだと認識
できていないだけなんですね。

賢者はただ、
そのことを指し示すだけで、
それ以上のことはできません。

そこから先は、
求める人自身が自分で辿り着き、
気づかなければいけないのです。

セッションしていても、
こういうもどかしさを感じるときが
しばしばあります。

私自身も、求めているのに、
どうしてもマスターの言葉が理解できない、
ドツボにはまり込んで身動きが取れない
という苦しさを味わってきました。

どうして自分が
そうなってしまっているのかもわからず、
努力しても、しなくても、委ねても、
委ねなくても、考え得るありとあらゆる
試みをしても、ダメでした。

今思い返せば、その努力というのも、
匂いを目で嗅ごうとするような努力
だったのかもしれません。

なぜそんな風に、ボタンを掛け違うような
かみ合わないことになってしまうのか、
どれだけ考えて修正しようとしても、
わからないんですね。

結局、これを修正するには、
匂いを目を使わずに、
実際に鼻で嗅ぐしかないのです。

ところが自分の認識ではどういうわけか、
匂いを目で嗅いでいる自覚が無いんですね。

まずは使っているところが違う
ということを認識することが大事で、
その次には、今使っていない正しい感覚を
使う感覚に切り替えていくことです。

頭で考えずにハートで感じることも同じで、
たとえ最初はハートで感じられなくとも、
ハートを使い続けることですね。

ハートで感じられない悲しみも、
ハートの重さも、
ハートを使おうとするからこそ
わかることで、

それをしなかったら、
そもそも気づきもしないで、
そのまま生きているのではないでしょうか。

そうではない在り方に、
転換していきたいのだとしたら、
今この瞬間から実践しないとね。

ハートを開いて生きていたら、
傷つけられるのが恐いから閉ざして生きる
という人もあるけれど、

ハートを閉ざしたまま生きるのも、
それはそれで、なかなかに辛いこと
ではないでしょうか。

まぁそれも選択ですけれど、
ハートを開いて生きるとなぜ辛いのか、
そのことをよく掘り下げて、
自分がどんな傷を持っているのかを知り、
その痛みの種に対処してみてはどうでしょう。

傷ついたというその体験には、
自分に非はなかったのでしょうか。

これまで、様々な方の中の
様々な傷を負ったストーリーを
見てきましたが、

そういう体験の中にこそ、
自身の在り様を知る、
大切な鍵があるものです。

なぜそういう体験をしたのか、
人間目線の善悪を越えて、
魂が差し出したメッセージが
そこにあるんですね。

それをうまく受け止め、
自身の在り様を転換できたとき、
その体験は負の痛みを伴った
黒歴史ではなく、愛の体験に変容します。

つまり、
ハートを閉ざしているその状態は、
まだその気づきに至っていないまま、
固まって歩みを止めている段階
とも言えるでしょう。

そこで歩みを止めてはいけません。

そこから、何ごとかをつかみ取って、
前に進むのです。

まだまだ、あなたの素晴らしい道は
続いているのですから。

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