ないことへの恐れ

人はしばしば、
自分が求めるものはここにはない
と思って、ここではないどこかへ
それを探しに行こうとします。

自分には無い、
だから自分ではない誰かを。

ここにはない。
だから別のどこかへ。

今にはない。
だからいつか未来に。

けれど、そうして移動したが故に、
それがあるところには辿り着けずに、
彷徨い人になっていきます。

非常に深いレベルの目覚めた意識にある
マスター、レナード・ジェイコブソンは、
天国は、今ここに在る、と言います。

いつかどこか、にはないのですね。

だから天国を見出そうとするなら、
私たちが今ここにいなければいけないのです。

今ここにはない。だから、ある所へ。
という意識も、よくよく考えてみれば
ない状態への拒絶と言えます。

ということは、
それを拒絶している限りは、
ない状態が繰り返し差し戻され、
再現されるというあの法則が働きます。

ないという状態によって浮上してくる
諸々の感情を全て認め、受け止めたところから
極まったエネルギーが反転していきます。

極限の闇の向こうに光があり、
極限の光の向こうに闇があるのです。

人は、ネガティブに堕ちていくことを
とても恐れて「光に逃げようとする」けれど、
その闇も、全体性の一部であることが
忘れられているか、理解されていません。

そしてポジティブも、
完全ではない、全体性の一部であることが
忘れられています。

ポジティブに執着する人は、
不完全性に執着する人
と言えるかもしれませんね。

人はしばしば、ネガティブを切り捨てて
完全になろうとするけれど、本当は、
自分が切り捨て、置いてきてしまったものを
再び取り戻していくことで
完全性を取り戻していきます。

セッションで誘導しているのは
こういうことなのですが、
私たちの中には、ないということへの
根深い恐怖心と拒否感がありますね。

だから、普通ではなかなか
そういう要素を受け入れることは
できないのです。

もしそれができたのだとしたら、
それは余程深い恩寵のなせる業か、
非常に注意深く受容のプロセスを
踏んだが故でしょう。

あなたにとって、
最も恐れを感じる「ない」は
何でしょうか?

愛がない。
お金がない。
居場所がない。
才能がない。
仲間がいない。
食べ物がない。
地位・名誉がない。
などなど。。。

ないという状態は、
私たちの生存を脅かす
とても原始的な恐怖心を掻き立てますね。

他のことでは割と冷静で居られるのに、
これらにまつわる恐怖に少しでも
触れようものなら、途端に取り乱してしまう
というのも、仕方のないことかもしれません。

けれど、
自分にとって最も恐怖心を掻き立てられる
ものが何なのかを自覚しておくことは
とても大切です。

というのも、
まさにこのウィークポイントこそが
心の隙になり、大きく道を踏み外させる
可能性の種になるからです。

まだ芽吹く前の種の内に見つけ、
きちんとこの恐怖心を癒しておけば、
この理由によって道を外す可能性は
なくなります。

たとえば、愛がない。仲間がいない。
ということを恐れていれば、
一人ぼっちで誰からも構われない
という状況になってしまいそうになった時、

取り乱して自分の大事なものでも
差し出してしまって、なりふり構わず
その状況を回避しようと必死になります。

そういう状況を恐れていない人から見れば、
常軌を逸した行動と映るようなことでも
してしまいかねないのです。

人には誰しも、こうした心の隙があって、
何かの原因で引き金を引かれたとき、
悲劇のストーリーが始まっていきます。

だから、こうした恐れを受容、
統合することで、自身の心を中心に戻し、
悲劇のストーリーを調和と平安の
ストーリーに巻き戻していくことができます。

ないという感覚に圧倒される内なる自分も、
今ここにいる自分自身がその自分から
離れずに共にいてあげることで、
その恐れは溶けていきます。

ないを、あるに変えて行けるのは、
自分が自身とともに、今ここに在るときだけ
なのです。

だから、ないことへの恐れや痛みは、
今ここに在ることでしか、癒せないのです。

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