収めがたい気持ちから、何を見出すか

先日、ちょっとしたアクシデントがあり、
ある人がそのことでウン十年も昔の
悔しかった出来事を引き出して
恨みがましく、あの時もそうだった、
と被害者意識にどっぷりはまるのを
目の当たりにしたことがありました。

結局、その時は全く違ったことが原因で、
別段誰かがその人に何かをしたわけでもなく、
単に何かの拍子にその人の物が落ちて
見えなくなってしまっただけで、

後からその物も出てきて、実は
なんてことない出来事だった
というところで落ち着きました。

それを見たときに、心に深く刻まれた
人間の感情というのは、何十年経とうと
人生をまたいでも、そのままでは
消えることが無いのだな、というのを
改めて思ったのでした。

そしてまた、そんなにも苦しい感情を
胸に刻んだまま人生を生きて行くのは、
どんなにか苦しいことだろうとも
思いました。

その人の姿は、私にとっても他人事ではなく、
まさに自分自身の姿に重なるもの
でもありました。

本人はもちろん、
そんなものを握りしめていたくはないのですが、
あまりにも悔しく、理不尽で、大事なものを
失った喪失感をどう癒して良いのか
わからないのです。

だから、誰かのせいだと思えば、
その人をずっと恨み、責め続けることでしか、
苦しい気持ちを収めることができないんですね。

でも、感情解放ワークの視点では、
その感情の引き金を引く出来事が起こる前に、
既にその人の中にその感情が存在していて、
それがその出来事を引き寄せるのだ、
と考えます。

だから、一般的な解釈の認識だと、
自分の苦しさはその出来事、その人のせいだ
と見えるのですが、実はそうではなく、

自分の中にその感情のエネルギーが
既に存在しているから、
その出来事が起こった、と見るのです。

これをさらに展開すれば、
その感情のエネルギーを持ち続ける限り、
原因となる出来事や人を変えながら、
同じその感情を浮上させる出来事が
否応なく起こってくると言えるのです。

そのように見ていくと、
私たちはついつい出来事や誰が悪かった
というところに固執してしまいがちですが、
実はそんなところはどうでもよく、

見ていくべきは、純粋に
自身の心に湧き上がる
その苦しい感情のエネルギーなのです。

それにじかに触れ、受け止め、
統合することで、その苦しい被害者意識から
抜け出すことが出来ます。

これ故に、
その苦しみは誰のせいでもないのだ
とワークでは言うのですね。

とは言え、長年アイツのせいだ!
と信じてきたその思いを
自分自身で引き受けるというのは
なかなかに抵抗感のあることです。

屈辱的と言うか、理不尽というか、
納得しがたい思いがあるでしょう。

よくそう感じた方から
ではあんなにひどいことをしたあの人は、
何の罰も受けないで良い、
すべては私のせいだというんですか?
とご質問を受けることがあるのですが、
そういうことではないんですね。

その人の行いは、
その人自身に帰っていくでしょう。

あなたは、あなた自身の果たすべき責任を
果たすだけなのです。

ワークでは、
社会的、道義的、法的責任と、
自分の感情の責任は別である、
とお伝えしています。

相手がいかに社会的、道義的、法的責任を
果たしたとしても、それであなたの
感情が全てきれいに癒えて元通り
になるわけではないでしょう。

そしてまた、
その人とそのような出来事で繋がってしまう
ということの中に、あなたの魂が差し出している
メッセージがあるのです。

深くそれを見つめ、受け止め、応えるのが
あなたの為すべきことなんですね。

なぜこんな出来事が自分の身に起こったのか、
その種をしかと見る、ということです。

本当にその因果を見ることが出来たとき、
あなたは失ったと思ったものよりもなお、
豊かなものを得ているでしょう。

そこに至るまで、
どれだけの遠回りをし、時間をかけようと、
あなたは同じ苦しさを味わう経験を
繰り返すでしょう。

それが良いとか悪いとかではなく、
自分が呼びかけに応えるのか否か
というだけなのです。

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