身を捨ててこそ

自分の内面を見ていくときに、
最も大事な要素は、
真摯に真実を求める姿勢です。

私が自分自身の内観を通して、また、
様々な方のセッションをさせて頂いてきて
行きついたのは、結局はここでした。

真実に触れることで、
たとえ自分が懸命に築き上げてきた
世界が崩壊しようと、
魂がえぐられるように痛んだり、
燃えてしまうように感じられたり、

あるいは、
打ちひしがれ、希望を失い、
二度と這い上がれないのではないか
と思えるような絶望を味わうとしても、

それでも真実を選ぶ、と思えないと、
そして揺るぎなく覚悟を決められないと、
開かない扉があります。

心の奥深くに沈められたその封印は、
全部が全部、そこまでの覚悟をしないと
解けないものばかりではないかも
しれませんが、

根深く人生の手かせ足かせになってくる
ようなものに関しては、そのくらいの
決意を持って向き合わないと、

到底開かないし、開いた後も、
統合のプロセスを歩みきれずに
絶望に飲み込まれてしまう
かもしれません。

でも、大抵は覚悟のほどを
そのゲートに立った段階で問われますので、
準備ができていなければ、そもそも
開かないでしょう。

それはある意味、自分を守るための
安全機能が働いている、とも言えます。

自分自身の人生、癒しのプロセス、
幸せなどについて、完全に当事者として
責任を引き受けている状態でないと、

たとえ途中まで扉が開いたように見えても、
完全には統合しきれずに、どこか
残るものがあります。

しばしば、
自分に対して非常に当事者意識が薄く、
まるで他人事のようなスタンスでいる方を
みかけるのですが、そのスタンス自体が
既に逃避なのです。

けれども、そういうスタンスの方ほど、
自分が逃避していることに気づいていないし、
指摘してもまるで実感が持てないのです。

自分から切り離して、他人のように見ているから、
当事者意識を持てないのも当然といえば
当然ですが。。。

人間の意識というのは実によくできていて、
他人も騙すし、自分自身すら騙します。

自分の恐れから、
そうはなって欲しくない、
見たくない、認めたくない、
直面したくない何かがあると、

途端に煙幕が張られたように
その部分だけ見えなくなったり
聞こえなくなったり、
感覚が全く取れなくなったりします。

それは、本当に何もない時の
感じ方とは明らかに違って、
その部分だけ質感が違うので
隠したのだな、というのがわかります。

けれども、隠したいし、
気づきたくない思いがあると、
気づかないような見方をしてしまいます。

どうせ何もないだろう、
あったら面倒だな、と思いながら
見るのと、

少しでも何かあるのなら
絶対に見落とすまい。
砂粒一つでも拾い上げて見る!
というスタンスで見るのとでは、
気づきの深さや質も、格段に違うのは
明らかです。

内観において最も障壁になるのは、
この無意識の逃避からくる
気づく感覚の鈍さ、麻痺なのです。

ここがうまく働かなかったり
狂ってしまうのは、実に致命的です。

何を見せても、聞かせても、
明確に指摘しても、暗示しても
わからない、見えない、となってしまえば
それ以上、どうしようもありません。

これ以上の逃避があるでしょうか。

誰しも、恐れはあるもので、
それは本当に向き合うから
直面する壁であったりします。

向き合っていない人は、
そもそもそんな恐れなんか
感じませんからね。

その恐れも、
本当はちゃんと向き合えば、
必ず越えて行けるものです。

二度と這い上がれないのではないかと
思えるような絶望も、
魂が引き裂かれるような心の痛みも、
必ず癒していけるのです。

けれどそれは、
誰かがやってくれるのではなく、
本質的には、その人自身が癒すものです。

やる、と決意するから
その力が湧いてくるのであって、
力があるから、決意するようなもの
ではないのです。

もののふのやたけごころのひとすじに
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

という歌が仮名草子にありますが、
そんな猛き心も、ときに内観には
必要な要素だったりもするんですね。

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