ハートに触れる

来週23日（祝火）17時から
秋分の瞑想会を行います。

夏至から秋分点までの総括と、
冬至に向けてさらに深まっていく
密度の高いフィールドに入っていく
準備をしていきます。

さらに純度高く、
自分を表現していきましょう。

お申込み、詳細はこちらから。
⇒秋分の瞑想会

さて。

ハートの声を聞くということについて、
これまでも色々色々書いてきていますが、
どれだけ言葉を尽くしても、
なかなかに難しいですね。

「聞く」と言ってしまうと、
耳で微かな音を拾うような意識で
「聞こう」とする人が多くて、

そうではなく、
心を澄ますのだと言っても、
頭で音無き声を探るように
意識が彷徨う人もいます。

結局これらは頭で聞こう
としているわけですが、
ハートの声と言っているのに、
意識の重心が頭にあるのは
なぜでしょうか。

あなたのハートは、
頭にあるのでしょうか。

と言うと、はっとした表情で
あぁそうか、とやっと意識の重心が
ハートまで降りてきたりします。

わかる人にはわかるといいな、
と思うのですが、

そうすると、明らかに
頭で聞こうとしていた時とは、
違う感覚になると思います。

その方向に、じ～っと意識を
チューニングしていくわけです。

やってみるとわかると思いますが、
こういう聞き方だと、必然的に
具体的な言葉やビジョンで来るよりも、

もっと抽象的なインスピレーション
であったり、ダイレクトな直感
のような形で来ることが多いでしょう。

そういう感覚がわかってくると、
頭で答えを求めていたときのように、
具体的な何かを求めるのは違うのだ
ということが理解できるでしょう。

セッションだと、
こうした意識の使い方を逐一
チェックしては修正しつつ、

誤った概念から、おかしな方向に
進めていたやり方、歩みを
正していくということも
よくやります。

感情解放のセッションと言いつつ
なぜこういうことをするように
なったのかというと、

抑圧された感情を追究していくと、
隠された本当の感情がその先にあり、
さらに、そうしなければ生きて
こられなかった様々な事情が
見えてきます。

そうした諸々の事情を、
本当の感情を抑圧してきたプロセスを
逆回転させつつ、違う選択をし直し、
自分自身の真実を生きられる自分に
軌道修正していきます。

すると、
それはただの感情解放に留まらず、
では、本当の自分とは何なのか、
という命題が突きつけられてくるのです。

過去に抑圧した感情は解放した。
もう同じ選択はしないだろう。
以前よりももっと自由な自分になった
はずだ。

というところでは終われないのです。

どう生きるのが、
自分にとっての正しい道なのか。
それを自分で知らなくては
また彷徨ってしまいます。

人に言われたからそうか、
とそれを採用するのではなく、
どこかで拾ったかっこいい、高尚な
生き方のサンプルを取り込むのでもなく、

唯一無二のこの自身の命に向き合って、
その呼びかけに応え、生きるとき、
自分の人生を通して命の願いが
表現されて行くのです。

だから、
どうしても自分でその声が
聞き取れる状態でないと
いけないのです。

それは、特別な力がある人だけ
がすることではありません。

本当に自身の真実を生きたい
と願うなら、多かれ少なかれ、
必ずそれは身に着けておくべき
在り方です。

ハートの声は、必ずしも
頭で考えている正しい生き方と
一致するわけでもなく、

どれだけ世間的にかっこ良く、
見栄えの良い、立派な風に見える
行動をしようと、全くそんなことは
求めていなかったりします。

だから、
あらゆる頭の思い込みを外して、
ただ静かに、心を澄まして
触れていくことです。

本当にハートに触れるとき、
どんな感覚になるでしょう。

よくよく、感じてみてください。