今日は、自分自身に帰る
というテーマの続きで、もう少し
深堀してみたいと思います。
エネルギーの面から言うと、
自分の本当のエネルギーを使うのと、
他者から奪ったエネルギーを使うのだと
何か違いはあるのか、
同じエネルギーなら、
どこから持ってこようが
どちらでもいいのではないか、
と思う方もあるかもしれません。
けれど、大違いなんですね。
リーディングしていて感じるのは、
他者から奪ったエネルギーは、
どうももったりとして重だるい感じで、
表現しにくいのですが、とても
嫌な感じがします。
見るからに品がなく、
筋がよろしくない印象です。
一方で、自分自身の真のエネルギーは、
とても清々しくパワフルで、
明るくて気持ちが良い感じです。
車のガソリンにたとえて言うと、
前者はレギュラーどころか、
真っ黒な排気ガスを出す違法燃料
みたいな感じで、後者はもちろん、
ハイオクということになるでしょうか。
実際に、
他者に依存していた人、或いは存在が、
他者から搾取したエネルギーを
元の持ち主にお返しし、自身の本当の
エネルギーを使うように切り替えると、
皆一様に言うのは、
こちらの方が気持ちがいい、
もう元には戻りたくない、
ということです。
搾取したエネルギーを使っているときは、
それしか知らないのでわかりませんが、
実際にそれを止めてみると、自分がいかに
質の悪いエネルギーを使っていたのかに
気付くのです。
だから、そういうエネルギーをどれだけ
集めて強大になったように思えても、
どんどん自分が暗く淀み、多くの場合、
生気を失っていきます。
そこにダークサイドの存在が
絡んでいる場合は、黒くて重い、
険のあるキツイ質感のエネルギーに
なっていきます。
そういう質感のエネルギーをまとって
自分が強くなったように感じている人も
いると思いますが、
所詮は偽の力だし、幸せに発展していく
方向には行かないのですよね。
最終的には、
破滅など悲劇的な結末にしか
ならないと思います。
多分、実際にそういう世界にいる方は、
よくご存じではないでしょうか。
イキがって足を突っ込むような
世界ではありません。
そういうエネルギーを
セパレートし、脱していくには、
まずは他者から奪ったエネルギーを
お返しするところから始めます。
本来の自分が得るべきではなかった
全てを、手放していくんですね。
ここで未練があったりして抱え込むと、
セパレートはできません。
不当に得て肥大したものが
きれいに無くなった状態の
素の自分に戻るわけです。
最も戻りたくなかった
無力で何も良いところがない
と思っていたあの自分に、です。
けれど、偽の力に散々倦んだ後なら、
気付くでしょう。
この自分が、どんなに尊く、
貴重な存在であったか。
偽の力に魅せられ、
どっぷりとのめり込んでいる内は、
わからないだろうし、
興味も持てない自分でしょう。
そういう段階を通過していくのも、
学びなのでしょうね。
そうして、等身大の素の自分に
しっかりと向き合い、自分という存在を
深く知り、探求していくことで、
それまで知ることも触れることもなかった
奥深い景色を知るようになっていきます。
自分が求めている力、世界が
どういうものであるのか、
自分の幸せがその先に在るのかどうか。
よくよく問うていくように。