私たちの意識は、
何か強烈な体験をすると、
その時空間に強いエネルギーを放ち、
それがその場に刻まれることがあります。
たとえば、事故や事件が起きた場所では、
その出来事自体が処理された後でも、
そこを通りかかると、何か嫌な空気を
感じたりすることがあると思います。
幸せや至福の感覚の体験も、
同様に場に刻まれることがあり、
そういう場所はその後、聖地
となったりしますね。
後者の場合だったら大歓迎ですけれど、
前者のような場合は、なかなか、
恐い感じがしたりして、
嫌なものです。
特に、血が流れた場所というのは
独特のバイブレーションになる
感じがあって、
血というのは昔から、
特別な力を持つものの一つ
とされてきたことも、
さもありなん、という気がします。
先日、そんな事故現場に用事があって
ほんの短い時間、入ることがあったのですが、
きれいにお掃除されているにも関わらず、
空間に独特の血の臭いが感じられて、
ちょっと恐い感じがしました。
その血の持ち主は、実は知人で、
亡くなってはいないのですが、
それでもこんな風に空間に刻まれる
ものなんだな、と改めて
感じたのでした。
事故直後の現場に私自身もいたので、
きっとそこには私のその時の
意識エネルギーも残っているでしょう。
こういうのを心の置忘れと言いますが、
これがそのままになっていると、
私自身のエネルギーが一部、
自分のところにない状態になるので、
健全ではありません。
というわけで、
心の置忘れの回収をしました。
今、自分のところにない心の置忘れを
浄化してから取り戻すわけです。
その出来事は確かに強烈で、
激しく動揺したけれど、
そこまでではなくとも、
私たちは普段から、何気ない瞬間に
あちこちに心を置き忘れてきています。
たまたま寄ったお店の中に、
やり取りした友人や同僚に、
遠く離れて暮らしている家族や
恋人のところなど。
そういうのが乗っかっていると、
生霊などと言ったりするのでしょうが、
自分の一部の意識エネルギーが
出張していると、本体の方のエネルギーが
その分弱くなるというか薄くなるし、
地に足がつかなくなる感じになるので、
気づいたら取り戻した方が良いですね。
執着や未練から飛んで行ってしまうものは、
それらの根っこにある心の隙間を
しっかりふさぐ対策をしないと、
根本解決にはならないでしょう。
ショックな出来事などで
置いてきてしまった意識エネルギーは、
その恐怖や動揺、ショックの感情を
しっかりと受け止めていくことが
カギになります。
そうやって、自分の意識エネルギーを
ちゃんと自分の体の中に収まるよう
戻していきます。
よく、動揺したりショック状態で
肉体を意識してもらうと、
体の一部の感覚がすっぽりと抜けている
というケースがあります。
そこが、肉体と意識エネルギーの接続が
切れてしまっている状態なので、
これをつなぎ直してあげると、精神的にも
すごくほっとして落ち着いてきます。
そんなこんなで、
まずは自分自身を整えてから、
他にもあの事故現場に残っている
残留思念を浄化して、戻せるものに関しては
本来の持ち主に返す処理をしておきました。
この対処法で、少しはあの嫌な空気が
落ち着いてくれるかどうか。
またあの場所に行く機会があったら、
様子を見てみたいと思います。