苦しいのに握りしめている傷

セッションで、様々な方の
世界への対峙の仕方、ものの捉え方を
見るのですが、

明らかに事実を見ておらず、
過去の強烈な体験によって貼りついた
歪んだフィルターがかかっている様子とか、

自分の都合の良いように
切り貼りした解釈のレッテルを貼って、
それと戦っている様子など、

人間にとって、
在るがままを歪みなく見て捉えることが
どんなにか難しいことなのかと
しばしば思います。

本人もそうしたくてしているわけではない
こともあるのでしょうが、深いレベルまで
意識を読んでいくと、

一見、
それらの歪みによって苦しんでいたとしても、
実はそのようにしていた方が都合の良い事情
があって、その在り方を選んでいる、
ということもしばしばあります。

このような場合、
ただフィルターを除くだけでは
すぐに元に戻ってしまうので、

そうしていた方が都合の良い事情に
アプローチしていかなければ
それをやめることはできません。

そしてそういう心の本音は、
本人も気づいていないことが多くあり、
中には、魂の長い長い旅路の記憶の
奥深いところに埋もれ、隠されている秘密が
あったりします。

そういうところまでいかに読み解き、
そのカギを見つけられるか。

見つけたとして、では本人が
そういう事情を癒したり統合したりして
脱していきたいと願うかどうか、
という関門もあるわけです。

たとえば、

愛されないこと、愛することができない
という苦しみがあったとして、

その方は、裏切られたり虐待されたり
ありとあらゆる関係性の中で、
傷つく体験を重ねてきたとします。

だから愛を渇望し、満たされない
苦しみをずっと抱えてきたけれど、
その裏切りの傷、虐待の傷にフォーカスして
癒していったとしても、どうしても
戻ってしまうようなとき、

そこにはまだ見つけられていない、
別の要因が隠れています。

もっと深くその人の奥を見ていくと、
実は愛を渇望していたはずが、
深く、もう二度と愛さないし愛されない、
と決意しているのが読み取れたりします。

なぜか。

本当に深く愛し、愛された経験の中で、
その愛ゆえに相手を失ってしまった
というような体験をして、

愛されてはいけない、愛してもいけない
という決意をしてしまっていたり
するんですね。

そうなると、
愛されない苦しみだけを癒したとしても、
その奥にある本人のこの決意が、

その傷が癒されることを拒否し、
抱え続けることを選んでしまうのです。

一段深いところにあるこの傷が
見えてきてやっと、その出来事に
再び向き合うチャンスがやってきます。

かつて受け止め切れなかった
その出来事、その愛を、
もう一度受け止め直すという
プロセスをきちんと通過することで、
その出来事を昇華させたとき、

その人は再び自分を
愛に開くことができるようになります。

愛しても大丈夫、愛されても大丈夫な自分を
存分に生きられるようになるわけです。

このように、
苦しいのに握りしめている傷にも、
その人なりの深い深い事情があり、

本当にその事情に本人が向き合える
ようになって初めて、別の選択への道が
開けてくるのです。

それまでは、苦しみながらも、
被害者でいることを選び続けるでしょう。

あなたにも、心当たりがありますか?

そしてあなたは、今どんな選択を
するでしょう?

魂の深い深い秘密に、向き合っていきましょう。

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