幸せや豊かさをイメージする
と言っても、何の苦も無くそれを
イメージできる人もいれば、
全くそんなイメージをすることが
できない人もいます。
何が違うのかと言えば、
それまで体験してきたこと、
見てきた世界等の違いも
あるのでしょうが、
何より、
健全な自尊心が育っているかどうか、
という要素も大きいように思います。
そこがくじかれていると、
どれだけお金を稼ごうが
名声を得て権力を振るっていようが
美しいパートナーがいようが、
その人の心の奥は、空虚でしょう。
健全な自尊心が育っていないと、
自分を本当に大切にすることは
できません。
自分を大切にできないと、
人間関係が健全に築けないので、
社会生活を送るうえでは
なかなかに困難が付きまといます。
自分が自身に接する態度が、
他者が自分に接してくる態度や
自分が他者に接する態度に
重なるからです。
つまり、
自分をぞんざいに扱い、
傷つけるような在り方をしていると、
他者からぞんざいに扱われ、
傷つけられるような態度を取られ、
自分をぞんざいに扱うやり方と
全く同じように、他者をぞんざいに
扱ってしまうのです。
そこには温かな信頼関係
というものが育ちません。
そもそも、信頼によって人とつながる
という感覚がないので、そういう人は、
信頼関係というよりは、信用できるかどうか、
使えるのか使えないのかで関係性を
築いていくようになります。
この感覚を転換していくには、
深く傷ついている自尊心の根幹にアクセスして
癒していくことがカギになってきます。
自尊心の傷は、人生から幸せや豊かさを
駄々洩れさせていくバケツに開いた穴
のようなものです。
どれだけそれらが降り注いでも、
受け取られることなく流れていって
しまいます。
そういう人にとってこの世界は
安心安全な場所、心安らげるベース
にはなっていないので、
必然的に、エネルギーのポジションは
この世界から浮いていて、
地に足が着けられていません。
そうなると、この世界の善きものも
受け取れないんですね。
頭でどれだけ説得しても、
その人の感覚がここは生きていて
安全な場所ではない、と感じているので、
いられないのです。
この世界が危険だと感じるに至った
その体験の記憶を、癒していく
必要があります。
そうした傷が癒えて、
その人にとってこの世界が安全だと
感じられるようになってくると、
それまで背負っていた厳しい世界観に
光が差して和らぎ、生きている世界が、
文字通りシフトしていきます。
もはやその人は
危険な世界には生きておらず、
安全で自分を大切にして生きても
大丈夫な世界にいる状態になります。
すると、
出会う人や場所、ものなどのご縁も
ずっと温かで気持ちの良いものに
なっていくでしょう。
自分を幸せにしていくには、
まずは今生きている世界や過去が
どうであろうと、自分を大切にして生きる
と決めるところからシフトが始まります。
そして、
過去の痛みに誠実に向き合い、
誤魔化さずに受け止め、
癒していくことです。
少しずつでもそれができれば、
着実に世界は変わっていきます。
自分の力で、自身が生きる世界を
変えて行くことができるのだとしたら、
あなたは今、何を選択するでしょう。
いずれにせよ、
あなたが本当に生きたい人生を
生きられますように。