人それぞれ、得手不得手があり、
自分がものすごく苦手なこと、
どうやってもできないようなことを
いともたやすくやってのける
人もいれば、
自分は苦も無くできること、
むしろ楽しくて仕方がないことを
別の人は苦痛で苦痛でたまらない
ということもあったりします。
今の日本社会では、ある一定の
作業などをそこそこクリアできる
均質な人材を作るような教育が
されているので、
その項目に入らないようなことを
得意とする人、その項目が苦手な人は
なかなかに生きづらい社会ですが、
本来は、どんな人も持って生まれた
資質をのびのび生かし、補い合うような
社会だと、みんなが幸せに生きられる
ような気がします。
人並み以上に優れた資質、才能を
持って生まれたのなら、それは
自分の私利私欲のために使う
ためのものなのではなく、
それを使って多くの人を助け、
幸せにするために与えられた
神聖なギフトです。
よくよく磨き、
それを正しく使いこなす
器としての自分であるよう、
精進いたしましょう。
そうしたときに、
自分の人生はギフトによって導かれ、
昇華され、個我を超えた、大いなるものと
一体となって流れていくようになります。
器が至らないと、
与えられたギフトは周囲も
自分をも不幸にする毒になります。
古今東西、力の誤用によって
滅んだ者たちが、どれだけいたでしょう。
みな、破滅の道に飲み込まれる
パターンは一緒です。
力をうまく使えなかった記憶は、
魂に深く刻まれ、昇華されるまで、
自身の才能を発揮できなくさせる
封印になります。
これを解除するには、
単にトラウマを癒すだけではなく、
力を正しく使える器としての自分にまで
成長しなくてはなりません。
二度と過ちを犯さない自分になるのです。
過ちを犯したり、嫌な思いをすると、
多くの人は、力を使わないことで
そうならないように、と逃避します。
けれど、それだとあなたに与えられた
ギフトは封じられたまま、本当は
それを必要としている誰かを
助けることも、喜びをもたらすことも
できなくなってしまいます。
それは、宇宙にとっての
損失にもなるのです。
だから、自分がパワフルであること、
力を存分に発揮することから
逃げないように。
間違うことを恐れているのなら、
封じるよりも、器を鍛錬しましょう。
あなたの人生は、
ギフトとともに在るのであり、
それに真摯に向き合うからこそ、
あなたは真に生きられるのです。
力を正しく使うには、
ハートの導きとともに在ることが
必須です。
深く心を澄ませて、
ハートの真意をくみ取れる
感性を磨いていきましょう。
最初はうまくできなくても、
マインドを静めてじっと感じる
ということを続けていくと、
なんとなくわかるように
なってきます。
たやすく諦め、閉ざすのではなく、
諦めず、創意工夫しながら
歩み続けるように。