絶望と失望、そして諦めの蓋

人生には楽しいこともあるけれど、
本当に起こってほしくないような
出来事も、確かに起こりますね。

そうしたときに、
それに対してどう応答したかで、
その後の人生が大きく違ってきます。

あまりに受け止めがたく、
また心の傷も深くて自分を閉ざし、
現実を否定して逃げるしかできない
こともあるでしょう。

一方で、翻弄されながらも
ひたすら健気に受け止め、
昇華させていくことができる人も
あるかもしれません。

後者の道を歩めたら、
その人は人生が差し出す
より深い豊かさを受け取っていく
ことができるでしょうが、

前者の場合は、消化できずに
そのことは時間を止めたまま、
しこりとなってずっと残り続け、
機能不全の原因になっていきます。

今日はこの機能不全について、
もう少し書いてみたいと思います。

先日のご先祖様のヒーリングで、
ある御霊が抱えていた孤独や淋しさ、
不安や心細さなどに働きかけを
したのですが、

ある程度それらの感情が癒え、
内なる導きに繋げていこうと
誘導したものの、

何度やってもうまく繋がらず、
御霊の意識は明後日の方を向いて
再び彷徨ってしまうのでした。

なぜ導きに繋がらないのだろうと
見ていくと、その方は人生に深い諦めを
抱いていたがゆえに、導きをどこか
拒絶しているところがありました。

人生にあまりに思うようにならないことが
多くて、どうせ自分の願いは叶わない、
と諦めをベースに生きておられたようです。

その在り様が、導きに背を向け、
まるで夢遊病者のように生気なく
人生を生きることに繋がっていた
のを見ると、

事実を受け入れ、
それによって生じた自身の気持ちを
きちんと消化・昇華させていくことの
大切さを改めて思いました。

そうでないと、人生を終えた後にも
こんな風に引きずって持ち越して
しまいますからね。

その御霊が生前、受け入れることが
できなかった諸々を、
諦めの蓋を一枚一枚外しながら
発掘しては、受け止めていきました。

本当に深く傷ついていて、
これでは受け止めることは相当に
難しかったろうと感じたのですが、

ハートというのは、
ここまで深く裂けるものなんだな、
と思うほどに、深い傷でした。

諦め、閉ざすことは、
この傷がそれ以上深くならないように
途中で止めているわけです。

これを、起こるがままに
起こることを通過させていく
というのは、相当な勇気が
要ることです。

それでも、受け止めて
プロセスを通過させていくほどに、
鈍くくぐもっていた体の響きが
クリアに通ってきます。

こうして深い失望や絶望などの傷が
本当に癒えていないと、導きに
委ねることができないんですね。

魂の奥に、諦めの固い蓋を何重にも
持っている方がありますが、
それは自分を守る鎧であると同時に、
自分を見失わせる働きもあります。

これを掘り起こし、昇華させていくのは
なかなかにキツいことではありますが、
タイミングが来た方は、ぜひ
チャレンジなさってみてください。

一年の内で、闇が最も深くなる
冬至の前後は、一つのチャンス
かもしれません。

関連記事

お知らせ
●冬至の瞑想会
2025年
12月22日(月)19:00~22:00
●満月のオンライン瞑想会
2026年
1月3日(土)17:00~20:00
2月2日(月)19:00~22:00
3月3日(火)19:00~22:00
・・・
●2024年10月から開始されるレプリコンワクチンを接種された方は、対面、遠隔、無料遠隔ヒーリングをお受けいただくことはできません
・・・
●もしこちらの新サイトのブログが更新されてなかったら、以下のサイトをご確認ください。
・・・
アメブロ
https://ameblo.jp/25258pkou/entry-12734758809.html
・・・ Facebookアカウント
https://www.facebook.com/mariko.uchiyama1
最近の記事
  1. 第789弾 無料遠隔ヒーリングご感想

  2. 絶望と失望、そして諦めの蓋

  3. 先祖との時空を超えた対話

  4. 物に紐づいた感情の整理

  5. 第790弾 無料遠隔ヒーリング

カレンダー
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
TOP