自由への決断と結果を引き受ける勇気

昨日は感情解放ワークショップでした。お集まりくださったみなさま、ありがとうございます。それぞれに、カケラ君との出会いや統合、自身に対する気づきがあったのではないかと思います。

セッションやワークショップを通じてみなさんのワークを誘導させていただく中で、いつも注目しているのは、それまでずっといないことにされてきたカケラ君が、自分に意識を向けられ、その存在を認めてもらったときの希望と不安の入り混じった反応に、みなさんがどう応答していかれるのか、というところです。

カケラ君たちの気持ちもすごく良く分かるし、彼らの願いを受けながら、それでも恐かったり荷が重すぎるように感じたりしながら、尻込みしてしまうみなさんの気持ちも良く分かります。

そういう恐れや気の重さも、あるところまではテクニックで解消していくことはできるので、そこはサポートさせていただく部分ではあるのですが、最も根本的なところで、テクニックの及ばない自分の意思だけが決められる「聖域」があります。

たとえば、自分の気持ちを受け止めるのだという意志を持つのも、誰かにそれを持たせてもらうわけではありません。どんなに気持ちを受け止めても大丈夫であり、その方法もちゃんとあるのだと教えられても、それを実行しようと決めるのは自分しかいません。

根本的なところでその意志が無ければ、どんなにサポートを受けても、分離させた気持ちのカケラを統合まで持って行くことはできません。

そしてまた、この人生を生きるのだという意志も、そうですね。辛いから何とか楽にして欲しいと願っていたとしても、それが人生から逃げているが故に起こっている辛さだとしたらどうでしょう?

逃げずにこの人生を生きるしか楽になる方法はないのに、そもそも自分の人生を生きるのが嫌なのだとしたら、楽になるためにその人が自身の人生に戻って来られるように為されるどんなサポートも、無意味になってしまいます。

自分に深く深く向き合っていく中で、誰しも一度や二度は、「絶対に嫌だ」と思っているこうしたことに対して、自身の在り方を再度選択し直すようにと促される場面があるだろうと思います。

ワークのテクニックや解放の流れの定石をどれだけ忠実にやってもどうにもならない時は、多分こうした根本的な選択をしなければならない時なのです。

今のその在り方ではこの先はないよ、どうするの?と、真正面から問われているのですね。

それに対して、口惜しさや悲しみ、絶望ややりきれない思いが一杯になって固まって動けなくなることもあるでしょう。そして、その度にそこから逃げ出して、何か気を紛らわせて済ませているのかもしれませんが、それで消えるようなものではありません。

また再び同じところに戻って来てしまっている自分に気づくでしょう。

そんなとき、私たちがすべきことは、どうにもならない絶望や悲しみ、口惜しさが一杯になったその状態にしっかりといて、自身が否定してきた状況を受容することです。

状況を受け入れずに拒絶しているから、全てが硬直して苦しいのです。まずここができるかどうかがカギになるでしょう。

繰り返しますが、この部分はサポートすることはできても、誰かに「受け入れさせてもらう」ということはできません。自分で決めなければならないのです。

サポートはあくまでその人の意思のあるところに働くものであって、意志の代用にはなり得ません。

私は、毎回セッションなどでその方の意識がしっかりとその場に留まれるように、浮上する不安などを収めるようなサポートさせていただきながら、その方が決断される瞬間に立ち会わせていただいています。

確かに、決断の場には寄り添いますが、私は「聖域」には入れないのです。私は、今まさに差し出されている問いかけを整理してその方にお伝えし、ただ「聖域」の外からその方が決断されるのをじっと見守っています。

そもそも、その決断の場に立つこと自体を避ける方もいらっしゃいますし、そこに立つことはしても、自身がしている選択自体を受け入れずにそのまま固まってしまう方もあります。そして、勇気ある選択をして、力強く人生を歩み始める方もあり、様々です。

もちろん、それらの選択に善悪があるわけではありませんが、それぞれにそれぞれの結果がついてきます。この結果から逃れる術はありません。

そこから逃げている限り、勇気ある決断はどうやってもできないだろうと思います。その決断は、結果を引き受けたときにだけ、できる唯一の道だからです。

故に、決断をする時は、結果から逃げずに引き受けることが最上の策だろうと私は思います。ここが決まると、道は自ずから開けてきます。

結果を引き受けることに対して、多くの人は重圧などネガティブなイメージを持っていますが、本当はそれによって自身のパワーを発揮し、自由を得るのです。

その人生を切り拓く心地良さや喜びを、ぜひ知ってほしいと思います。

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