人生を開いていく力

昨日は感情解放ワークショップでした。
お集まりくださったみなさま、
ありがとうございます。

今年の締めくくりとしてご参加くださった
と思いますが、みなさんそれぞれに、
深い気づきがあったようです。

今回はみなさん、テーマの核心を
辿っていたところ、過去世が出てきたのですが、

それぞれに在るべきものを在るべきところに
収めていってあげると、統合のプロセスの
途中でもどんどんストーリーが変化して
いきました。

快楽に溺れて孤独死した人生は、
温かな家庭を築き、事業で成功し、
幼少期のわだかまりを解いていく
ストーリーに変化し、

ものすごい恨みの中で亡くなった人生は、
穏やかな日常の中でそこそこ幸せに
暮らしている人生へと変化していました。

ともにやったことはシンプルで、
人生の折々で感じていたはずの感情を
その体と心でしかと受け止め、
生きただけです。

自分自身から離れずに、ただただ
孤独も淋しさも怒りも悲しみ、悔しさも、
自分を閉ざすことなく受け止めたのです。

たったこれだけのことで、悲惨な末期を
迎えるはずの人生が、ここまで変わるんですね。

ワークの途中でもどんどん
過去世のストーリーが変化していくのは、
その人のバイブレーションが
シフトしているからです。

そうなると、その人は悲惨な過去世を
持っていない人になるのです。

つまり、その過去世からの影響を、
今現在持ち越していない、という状態に
なるわけですね。

私たちの通常の時間の観念だと、
過去から現在、未来へと時間は不可逆的
かつ直線的に移動しているように
捉えますが、

実際は過去も、
固定された変化しようのないものではなく、
「今この瞬間」の在り方によって毎瞬、
柔軟に変化するものなんですね。

だから、孤独で辛い幼少期を過ごした人が、
いつまでもその過去を引きずって生きたり、

ものすごくショックな事件に遭ってしまって
苦しかったとしても、死ぬまでそれを
抱えて生きていなければいけない
ということはないんですね。

自分の中に生じたあらゆる感情を
在るがままにこの心と体で受け止めて
生きることができれば、この瞬間から
どんどん人生はシフトしていきます。

感情を生きることを拒絶して、
圧倒されるその感情を閉じ込めることに
人生の大半の労力を費やしている時は
どうやっても明るい人生など考えられないでしょう。

でも、膨大な感情を生きる力を
あなたは確かに持っているし、
十分にそれは可能です。

ただ、ご自身がそれを望むのかどうか。
それだけが問題なのです。

とても感情を生きることはできないと
自分で決めてしまえば、それを覆すことは
他者にはできません。

あなたの世界であり人生ですからね。

でも、どうにかしてそれを知り、
別の可能性を生きてみたいと願ったのなら、
道は開けます。

そのときに、ここは繰り返し強調しますが、
今この瞬間に在るはずのものを拒絶して
別の可能性を生きることはできない
ということは、心に留め置かれると
いいでしょう。

あくまでシフトが起こるのは、
今この瞬間を生きたときです。

人生を開いていく力は今この瞬間にあるので、
今この瞬間を生きていないということは、
その力を使えない、ということになるからです。

私がワークをしていてしばしば思うのは、
自分がどこまで今この瞬間に在るものを
拒絶せずに生きているだろうか
ということです。

たとえば、これはワークをする人に良く在る
パターンなのですが、

恐れを感じることを拒絶している人は、
自分が恐れを感じていることに気づけません。

同様に、惨めさを感じることを拒絶している人は、
自分が惨めさを感じていることに気づけないのです。

これが、しばしば私たちが生きる自身の世界を
歪め、視界を欠落させるのです。

この状態でいくら掘り下げをしても、
正しい道筋には導かれないので、そのワークは
必ず矛盾をみせ、行き詰るようになります。

だから、私は自身のワークも人のワークを誘導する
ときも、欠けている感覚の視野がないかどうか、
常に意識をしてチェックします。

それでも完全ではないと思いますが、
意識することで気づけることもあるんですね。

ワークをするたびにこうした感覚の視界の
欠落に気づき、修正していったら、
どんどん自身の生きている世界は広がります。

前の時には気づけなかった要素に気づき、
それによりまた別の可能性が開けたりして、
失われた自身のカケラが次々に統合されて
行くんですね。

これが何を意味するかというと、
今この瞬間の領域が広がるってことです。

つまり、今この瞬間に在る力、パワーも
大きくなってくるわけです。

バラバラになって、断片的に生きていた自分が
全体として生きられるようになってくるって、
ワクワクしませんか?

それは、どれだけ素晴らしい感覚なのでしょう。

生きることを拒絶した感情がどれだけ辛いもの
だろうが、喜ばしいものであろうが、
拒絶すれば自分を分離させることになるので、
当然本来のパワーを失います。

その逆に、全体として生きれば、
統合された存在としてのパワーがそこに
生まれるわけです。

自分を分離させながら生きるか、
統合された状態で生きるか。

自身の在り方をいかに実践するかは
あなた次第です。

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