「人間関係」と「適切に境界線を引くこと」

人間関係って、本当に有り難いな~と
思うときもあれば、

嫌な思いをするときも少なからず
あったりして、難しいものですね。

私自身、思い返せば子供のころから
コミュニケーションが苦手で、

どうやって人と接していいかわからない
という戸惑いをいつも持ちながら
生きてきたような気がします。

若い頃、バイト先の先輩女性が
「結局仕事って、人間関係よね~」って
言ってた言葉が今でも印象に残ってます。

そう、これが楽しくなったら、
人生がどれだけ軽やかで素敵なものに
なるでしょう!

傷つくのが嫌で自分を閉ざすのも
窮屈ですし、

かといって無防備に自分を開いているのも
恐くてとてもできない!

その中間と思って人を選んで開いてみる
けれど、なぜかゴタゴタして気が付けば
利用されてたとか。。。

色々ありますよね~。

でも、痛みにただ縮こまって固くなるだけ
じゃなくて、きちんと見て、学ぶところは
学んでクリアしてから先に進むと、

次に出合う関係性はぐっと素敵なものに
グレードアップしています。

自分を素直に出しても周囲はちゃんと
尊重して受け入れてくれる。

必要以上に踏み込まれず、また必要な時は
ちゃんと助け合える。

耳の痛いこともしっかり言ってくれるけど、
その言葉も適切で押し付けではないなど。

どうです?こんな関係性だったら、
楽ちんだしお互いに高めあっていける!
って感じませんか?

こういう関係性を築くには、まず
「自分の境界線を適切に引けること」
がとても重要なポイントになりです。

あなたは適切に境界線を引けていますか?

他者に踏み込んでほしくないところまで
土足で踏み込まれるような経験を
繰り返しているのなら、
うまくできていないのでしょう。

「境界線を引く」っていうと、
他者と自分をバッサリ切りわけるみたいで
冷たく感じてしまう方も、中には
いらっしゃるかな、と思います。

頭ではそうじゃないってわかっていても、
いざそうしようとすると、躊躇してしまう
という方も少なくないでしょう。

頭の理解だけで境界線を引こうとすると、
うまくいきません。

できないにはできないなりの理由が
必ずあるって、私はいつも思ってます。

相手や自分を責めてるだけじゃ
ダメなんですね。

一般に、境界線の引きが甘い人は、
自分でも気づかないどこかで
相手と「取引」をしています。

たとえば
愛想よく受け答えして
あなたをいい気分にしてあげるから、

私を受け入れて。
私に注目して。
私のそばにいて。
仲間外れにしないで。
大切にして。
私を守って。
私に何かいいものをちょうだい。

っていうような取引をしているわけです。

心当たりがありますか?

あの人に何か言ったら、
酷い仕返しをされてどんな目に遭わされるか
わからない。だから波風を立てないよう
そつなくお付き合いしなくちゃ!とかね。

顕在意識レベルで、
別に嫌われたっていいのよ!と思いつつ
境界線を侵害されているのなら、どこかに
プログラムとしてこういうものが
入っているはずです。

よく人間関係のベースは親子関係だと
言われますが、こうした取引の原型は
やはり親子間にあることが多いですね。
(今世の、とは限りませんが)

いい子にしているから私を愛して。
私の世話をして。

っていう、生存欲求のベースに
がっちり絡んだ取引があります。

子供は養育者がいなければ生きて
いけませんから、生きていくために
最優先のテーマになります。

その頃の「見捨てられたら死んでしまう!」
という強い恐怖感を伴ったプログラムが、
今でも強烈に働いていて、

抑えがたく深層から私たちの行動を
左右するのです。

ついつい自分の力を相手に明け渡してしまう
瞬間をよ~く思い返してみてください。

このくらいなら、まぁいっか、と
許してしまうその瞬間。

「まぁいっか」ということは、気持ちよく
「OK!」なわけじゃないんですよね。
どこかで嫌だと感じているけれど、
妥協している。

なぜ微妙に感じていた「嫌」を抑圧
したのか?

相手を拒絶したら可哀想だと感じたとか、
悪く思われるのは嫌だとか。

人によって色々理由は出てくるでしょうが、
そこに埋もれた「気持ち」をしっかり
捉えます。

それは、居心地の悪い気持ちでしょう。

場合によっては結構根深い古い記憶に
繋がっていくこともありますが、
この感情のエネルギーを丁寧に完了
させてあげると、

境界線を引こうとした瞬間に浮上していた
嫌な感覚が消え、躊躇なくすんなり
境界線が引けるようになります。

私自身、この境界線のテーマは何度も
繰り返し、「心の隙」を突かれて

「ほら、ここでも取引してるじゃないか」
というお知らせを受け取りながら、
学んできています。

自分では大丈夫!と思っても、
思ってもみないところに隙があったりして
まだまだなんだな~と感じます。

こういう心の隙に対処し、境界線が
適切に引けるようになるほど、
「関わっても大丈夫な人の範囲」が
広くなるんですね。

そういう自分の成長を感じるのも
楽しいものです。

ぜひぜひ宝さがしのつもりで、
ご自分の内側を見つめてみてください。

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