「自分」と思っていたものの崩壊のプロセス

自分の様々な可能性を開いていきたい
と思っていても、なかなか開けないで
苦しんでいる方、多いですね。

サロンにも日々様々な方が見えますが、
セッションでするっと開いていく方もあれば、

悪戦苦闘しながら、どんなに色々働きかけても
かた~くかた~く閉じてしまって、どうやっても
開いていかない方も、過去にはありました。

様々なケースがありますが、
少なくとも顕在意識レベルで開いていこうと
思っていることが第一で、

その意志の上に、閉ざしている理由、
たとえば過去の痛みの記憶から来る恐れや
他者からかけられた制限や約束、契約の類、
認知の歪みの修正などなどの働きかけをします。

基本、開くことへの恐れ自体は問題には
なりません。

恐がっていても、その恐れを
受け止めていくことができればいいわけで、
恐れが統合できれば、先には進めるのです。

ただ、自分が恐れているもの、拒絶しているものを
認めようとしないと、がっちりとブロックが
入ってしまって、硬直状態になります。

一番多いのは、自身の醜いと思えるような
美学に反する姿を認めたくない、
というものです。

あとは、問答無用で嫌なものは嫌。以上。
で閉ざしてしまう人。

そういう方は、認めてしまったら、開いてしまったら
自分が壊れてしまう、自分が自分でなくなってしまう
などと言う言葉をしばしば発します。

けれど、酷なようですが、
自分が壊れてしまう、というのであれば、
壊れる必要があるのです。

それに抵抗し続ける限り、
身動きは取れないでしょう。

ここでつまづく人が、一番多いかも
しれませんね。

抵抗するほどに、恐怖感は大きくなり、
固く閉ざしていくネガティブスパイラルに
はまっていくので、

自分で事態をより困難なものにしてしまうのです。

こういう状態になってしまうと、
どれだけサポートをしても、
なかなかに難しいな~と言う気がします。

そんな時、まだまだ未熟だな、と自身の至らなさを
痛感するばかりです。

ご本人が、よし、恐いけれど、それでも
その崩壊のプロセスとやらに飛び込んでやろう!
と主体性を持って「肚」が決まったなら、
多分開いていくんでしょうけれど、

「肚」が決まらないまま、闇雲に
飛び込んでいくと、怪我をします。

言われたから、わけわからんけど
やればいいんだ、というものではないのでね。

そのプロセスは、完全に意識をしっかり
保った状態で、起こることを起こるように
通過させていかなければいけないのです。

目をつぶって壁に突進していくような
ものではありません。

自分の中心にセンタリングして、
心と体と魂を一致させた状態で
はじめて通過できるんですね。

だから、頭では開くことを望んでいる。
でも、心の奥では抵抗しているというような
状態ではダメなんです。

でも、最初からこれらが一致していることは
ほぼないでしょう。

心の奥で抵抗しているものを
意識に浮上させて、そのエネルギーを
統合させながら進むのです。

そのプロセスが、それまで自分と思っていた
自分の崩壊そのものなんですね。

ちょっとわかりにくいかな?

この「崩壊」と私が呼んでいるものは、
ただの概念的なたとえではありません。

文字通り、それまである形のエネルギー
であったものが、ガラガラと崩れ落ちていきます。

そうして、その後、グルグルと体の中を
エネルギーが廻り、新たな状態へと移行するのです。
変容が起こるわけですね。

何か大きな認識や価値観の変化が起こるとき
というのは、多かれ少なかれ、
こうしたエネルギー的な変容が伴っている
ものだと思います。

この変容の中で、どれだけ純粋な自分の感覚を
取れるかがカギです。

これは私自身の感覚なので、他の方と
共有できるものなのかどうかはわからないのですが、

自分の中の逃げ道や嘘、歪みなどが修正されていくとき、
私は自身のエネルギーの中に、だぶついているような、
微妙な不協和音を放つエネルギーが深いところから
浮上してきて、解き放たれる感覚があります。

そして、そのプロセスをじっと観察していると、
それらが去って行った後は、ぴったりと
様々な次元の自分がはまって整っていく感じがして、

それが収束すると、より静けさが増し、
意識が深いレベルで落ち着いて
センタリングの感覚も、深くなるのです。

言葉でうまく表現できないのがもどかしいですが、
例えて言うなら挟まっていた異物が吐き出されて
在るべきものが在るべきところに落ち着いて
静まる感じでしょうか。

私はこうしたエネルギー的な
変容のプロセスが起こっているときは、
「吐き出されていく異物」に意識の中心を
起きません。

深まる静けさや「異物を吐き出していく側」の方に
意識を置いています。

何となく伝わりますかね?

こうすると、どんなに激しくエネルギーが
動いていても、在るべきポジションを
見失うことがないのです。

これができると、どんな変容も、
恐がることはないのですが、
さて、どう伝えたものか。

多くの人は、その手前で逡巡してしまうのですよね。

こればっかりは、自分なりにつかんでいくしか
ないのかもしれませんね。

私はただ、自身の在り方を通してしか、
それをお伝えする術を知りません。

まだまだ精進、ですね。

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