様々なものや情報が溢れているこの時代、
本当に必要なものを判断することって
なかなか大変で難しかったりします。
友達が良いって言っているこれも気になるし、
雑誌に載ってたあれもいいかもしれない。
でもそれはあまりよくないって正反対のことを
言っている人もいる。
自分にとって、本当に必要なもの、
良いものはどれだろう？って
戸惑ってしまいますね。
巷にあふれる広告は、売るためのたくさんの
テクニックが盛り込まれていて、
うぶな素人がどう気をつけようとも、
購買意欲を揺さぶられてしまうような
素敵なキャッチフレーズや美しい画像、
今買わなくちゃ！って行動させられるような
しかけが随所に仕込まれています。
本当に欲しければいいのですけれどね、
この人にそれを勧めるのはどうなのかな～
と思うような売り方をする業者や個人も
しばしばみかけます。
って、私も全く役に立たなかった高額講座とかに
引っかかったりしてるんですけどね。笑
相手があまり乗り気でないようなのに
なかなか購入できない貴重なチャンスなんだよ！
これを逃すともう買えないかも！と煽ってみたり、
みんなが（どこのどんな人たちなんだか知らないけど）
良いって言っているとか、
業界のすごい人も意見を求めに来るくらい
自分はすごいんだぞ！みたいなことを言って
箔をつけてみたり。
何だかそんなことを言われ、畳みかけられるほどに
ほ～～～。それで？と冷めていく自分が
いたりしました。（＾＾；
みんな（百歩譲って多くの人）がそれを良い
と言ったとして、自分はその「多くの人」の中の
1人になるかどうかはわかりません。
ひょっとしたら、全然よくなかった、
という最もネガティブな感想を持つ一人
になる可能性は０ではないのです。
他のどんなすごい人が絶賛していたとして、
それが私に対するそのサービス、商品の価値に
どんな影響を与えるというのでしょう？
私の評価は、あくまで「自分にとってそれが
有効だったのか否か？」しかありません。
自分軸でしっかり吟味する目が無いと、
何となく、みんなの感想＝自分の感想
と錯覚してしまいがちですし、
多くの人が評価した価値＝自分が評価した価値
だと疑いもなく信じてしまうでしょう。
ものが溢れる時代だからこそ、
自分軸の判断力が不可欠なんですね。
とは言え、普段からそういう判断軸を大事に
していても、心の隙というのは誰にでもあって、
絶妙なタイミングや角度から、その隙を
突かれてしまうこともあります。
普段だったら気にも留めないようなものに、
あ、これがあったらもっと楽になるのかも、
とか思ってするっと足元をすくわれて
いくんですよね。
確かにチャンスをつかむタイミングって
あると思いますが、無理やり勢いつけて
エイッて決めないといけないような決断は、
私の経験から言って、あまりいい結果には
なっていないような気がします。
（あくまで私個人の経験談ですよ）
どこか心の奥で納得してないとか、
気が重い、不安を感じているのを
勢いで飛び越えちゃってるんですね。
本当はそういう気持ちにこそ
耳を傾けなければいけなかったのに、
逆に握りつぶしてしまった。
ダメですね～。（＾＾；
今しかチャンスが無いんです！
って煽られても、実際はそんなことないです。
自分の準備が整って、本当に必要なのであれば
もっと自分にぴったりのものがもっと簡単に
自分のところに飛び込んできます。
自分の心にも、入手方法にも無理があるのなら、
それはそもそも自分には不要なんだと思います。
今しかチャンスがない！と焦らせるその人に、
「どうぞ、他の方にその貴重なチャンスを
差し上げてください。私は結構です」
と言ってあげましょう。
実際、私はこういうスタンスで
困ったことはないですね。
むしろ、後で良かった～！って
自分の判断を褒めてあげることが
しばしばです。
不安感の方が、人間に行動させる力は
強いそうですが、そういう行動の仕方って
もう時代遅れのような気がします。
同じ商品やサービスを買うのでも
行動の動機でその行為の結果は
随分違ってきます。
ワクワク、軽やかで嬉しいイメージが
自然に浮かんでもう絶対これしたい！
欲しい！って思うところから、
行動できたらいいですね。
私のサロンにも、ありがたいことに、
すごく来たかったんです！
セッションをずっと受けてみたかったのが
ようやく来れました！
って言ってくださるクライアントさんが
しばしば来て下さるのですが、
そんなモチベーションで始まるセッションは
どうなんだろう？ダメかもって思いながら
受けられるセッションよりずっとパワフルです。
あなたにとって、最高最善の選択が
できますように。