この人生は、誰のもの?

これまで、何度か自分の体の中に、
別の存在が入り込んでいるケースがある
ということについてお伝えしたことが
ありましたが、

入り込んでいる存在の志向性や能力
などがその人の重要なアイデンティティに
なっているケースもしばしば見かけるので、

今日はこういったケースについて
お話してみようと思います。

自分の中に別の存在が入り込んでいるって
恐いとか気持ち悪いとか思うかもしれません。

けれど、程度の差はあれ、こういうのは
腸内細菌と同じくらい、すご~くよくあるので
別に特殊なケースではありません。

まぁ、誰でもいるよねってくらいに
私は認識しています。

多分、多くの人がイメージしているのは
乗っかられているようなイメージ
なんじゃないかと思いますが、

そういうのもあるし、体の内部に
住み込んでいるような存在もいます。

乗っかられていると、重かったり
普段と違った感覚があるので
割と気づきやすいのですが、

入り込んでいるのは、
自分の意識に覆いかぶさっているので
なかなか気づきにくいです。

本人の言動や思考にも
同居人(人ばかりではないですが)の
意識が混じり合っている状態なので、

自分の意志なのか同居人の意志なのかも
混然一体としています。

だから気づかないんですね。

端から見ると、
その人本来のエネルギーの上に
二人羽織のように重なって違う影
のようなものが見えたり、

(こういう状態はまだ分離している
境目がわかりやすい方です)

中にはチャクラに癒着するような感じで
異物が食い込んでいるように見える
ケースもあります。

最初はそれが何かわからなくて、
インプラントかな?と思ってセッションを
進めていくと、

より濃密なそれ自体の意志というか
志向性が、その人本人の方向性とは
ズレたエネルギーとして感じられたりします。

(インプラントの場合はそこまで
濃密な意志はなく、機械みたいな感じです)

そして、その入り込んでいる存在の意志が、
本人の意志を圧倒してその人の人生を
引っ張っている状態になっていたりします。

そういうのは結構強い情念を持っていて、
ある種の才能と見えるような力を
その人に発揮させたりもするのですが、

でもそれは本人の力でも魂の方向性でもなく
あくまで別物のエネルギーです。

同居人が、その人の体を使って
自分の願いを成就しようと
しているわけです。

それは本人にとっても、同居人にとっても
本当に魂が充足するような満足感や
幸せにはつながって行きません。

入り込んでいる同居人にとっては、
あくまでその人生は責任のない
借り物故に

どれだけその体を使って
成果を挙げたように見えても、本当に
自分の人生を生きた満足感はないでしょう。

そして、宿主となっている本人も、
同居人のエネルギーに圧倒され
押さえつけられているので、

本来の自分の表現もできず、
自分の人生の歩みを進めることも
できません。

お互いに不幸なんですよね。

こういう存在がどうして入り込むのか
というと、色々なケースがありますが、

ひとつは本人に隙がある場合。

入り込もうとしている存在から見ると、
なんだかとても入りやすそうで
居心地がよさそうに見えるんだそうです。
(本人談)

だから、お!って見つけて、
する~っと入り込む。

もう一つは、意識、無意識的に
本人がそれを望んでいる場合。

ある種の力が欲しいとか思っていると
そういう存在を呼んでしまい、
そうかそうか、と合意成立、
みたいな感じで入ることもあるようです。

そうやって何年、何十年も
それと知らずに自分の人生ではなく
誰か違う存在の人生を必死で生きてきている
というケースに最近良く出合います。

情念の強い存在ほど、
宿主も結構負荷がかかって
そのエネルギーを持て余し、
人生が振り回されたりしています。

そこそこ相性が良いと、
同居人の力をうまく使って
割といい感じで行けたりもしますが、
どこかで無理は出てくるでしょう。

出て行っていただくのか、
同居関係を継続したいのかは
本人次第ですが、

まぁ、大体セッションに見える方は
何かしら生き辛さを感じていらっしゃる
方たちなので、みなさん同居関係は
解消する方向で進みますね。

そうなると、
自分を駆り立てていた異様な衝動は
消え去り、また同居人から得ていた力も
消えていきます。

そうしてようやく、素の自分の人生を
取り戻し、本来の自己実現への道に
すっきりと踏み出せるようになるのです。

さて、今のこの人生は、
果たして自分本来の願いを生きているのかどうか。

じ~っと自分の内側を感じて行ったときに、
明らかに違う存在の気配の片鱗に触れ、
気付く方もひょっとしたらあるかもしれません。

もし本当に気付いてしまったら、
慌てず騒がず、人生の当事者としての
威厳を持って、

お前の存在に、気付いたぞ。
私は私の人生を生きる。
あなたはあなたの人生の歩みに戻りなさい。
と言ってあげましょう。

人生はあなたのものなのですから。

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