自分に対峙し続けるチャレンジ

「自分に向き合う」ってどういうことですか?
ってある方から聞かれて、う~ん、って
一瞬、返答に窮してしまったのですが、

改めて私なりに答えるとすれば、
自分自身のあらゆる側面に気づき、
知っていくそのプロセスのすべて
と言えるかな、と思います。

自分自身の内外で起こる様々なことに
意識を向け続け、認識し、あるいは
認識できていないことに気づき、

またなぜ認識できていないのかを知り、
ベールの奥に自ら隠してしまった
自身の様々な要素に対峙していく。

受け入れ難かったり、認めたくなかったり
見ること自体を頑なに拒絶していたり、
なんてことは日常茶飯事で、

そんなものを前にしたときに、
一目散に逃げだして固く扉を閉ざして
無かったことにしたくもなるけれど、

それでも逃げないで対峙し続け、
その耐えがたい苦しさを
受け止めていく。

そうこうしているうちに、
その苦しみも統合されて、
受け入れ難かった自分が
受け入れられるようになり、
世界の見方も変わっていく。

つまりは、自分自身がどんどん
変容していくんですね。

感情解放ワークはそんなことの
繰り返しです。

この一連の歩みを私は
自分に向き合う、と言っています。

特に、逃げずに対峙し続ける
ということが必須要素で、
対峙できていなければ、
自分に向き合っているとは
言えない、と思っています。

これはあくまで私自身の定義ですが。

自分から逃げているとき、その人の
エネルギーをリーディングすると、
「奥」にしこりやねじれ、歪みのような
感覚が感じ取れます。

こういう感覚が読み取れたとき、私は、
この人は何か認めたくないことがあり、
真実を受け入れることの苦しみを
拒絶しているのだ、と分かるのです。

けれど、
そのことを本人が認識していることは
非常に稀です。

大抵は、「え?何のことですか?」
ってくらいの感覚で、その気配さえも
自分ではわからないことの方が多いです。

けれど、
その歪みやしこりなどの感覚を頼りに、
あの手この手でつついていくと、
必ず、その人の「逃げたかったもの」が
出て来ますね。

これを抱えていては、
その人が今現在抱えている生き辛さは
解消できません。

ですので、本人に、このままそれを
抱えて生きていくのか。

長いこと逃げ続けた真実を受け止め、
それによって生じる苦しみの一切を
引き受けるのかを選択してもらいます。

セッションをお受けになった多くの方が
多分、私からこの選択を迫られたことが
あると思うのですが、それはそれは
苦しいものだと思います。

けれど、ここが決まらなければ、
一歩も進めることはできませんし、
どれだけ何をやっても枝葉のことで、
大した結果にはつながりません。

本当に変わりたい、と思って
セッションを受けにいらしているのなら、
変われるように、自分で自身の在り方を
そのように向けなければいけません。

みなさん、こういう場面では
非常に苦悩されますね。

けれども、決意された方は、
必ずそれなりの結果を持ち帰られます。

その成果は、ひとえにその方の
決意故のものです。

自分が逃げてきた苦しみを引き受ける
と決意して、実際にその苦しさを
受け止めていくと、

そのときは確かに苦しいですが、
その苦しみが何時間も続くことは
ありません。

まぁ、数分か、数十分か、
その程度のものでしょう。

でも、本当に生々しく感じ、
自分の体験として生きなければなりません。

けれど、ちゃんとその体験を生き切れば、
もうそれが再び自分を苦しめることは
二度とないのです。

そして、その体験の本当の意味が、
頭ではなく、わかるのです。

そこには、想像もしなかったような
深い愛が満ちていたりします。

そのようにして、
受け入れ難かったものを受け入れ、
逃げ続けて来たものが完了すると、

「奥」に感じられていた
ねじれや歪み、しこりと言ったエネルギーが
クリアになって、す~っとさらに奥まで
通っていく感じがします。

そして、歪み故に引き込んでいた
諸々の余計なものも消えていき、
非常に整った状態になっていきます。

オーラフィールドも美しく
力強く輝き、実際に視界も明るく
感じられたりもします。

この状態になると、
現実に引き寄せていたものも
変わっていくので、

ずっと抱えていた様々な問題も、
不思議とあっさり解決したり、
気にならなくなったりするようになります。

結局、自身が抱える生き辛さというのは、
自分で引き受けるべきものから
逃げまくっているがゆえに
起こっていることだろうと私は思います。

だから、逃げ道を断って向き合い、
対峙し、責任を引き受けるほどに
自分の「奥」が深く、クリアに
なっていくのです。

そのクリアな深さ、透明感は、
その人の人生そのものを輝かせます。

「奥」を深く突き抜けていくための
最短の道は、これ故に狭き門なのです。

それなりの意識圧が保てなければ、
越えていくことはできません。

日々、どれだけそういう意識を持って
自分に向き合い続けられるか。

私にとって、人生はそんなチャレンジ
なのだと思いました。

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