昨日、恐れと呪縛について
記事を書きながらセルフワークを
していたときに、
自分の中に、ロープでグルグル巻きに
なったような形のお金の呪縛という
恐れが見えたんですね。
こんなものがあったんだ～！と
驚くのと同時に、お金の呪縛というのは
こんな形で胸の奥深くにあるんだな～
とすごく興味深く思いました。
これはひょっとしたら、
集合意識レベルでもあるもの
なんじゃないか、とも思ったのですが、
結構強力な呪いとか、
ナチュラルな生き物としての人間
の力を封じる封印のような質感で、
まさにガッチリと、強固な感じでした。
お金に対するわだかまりや恐怖感を
持っている人は多いですが、
個人レベルのトラウマから来ている
人もいれば、ご先祖様や別の人生の記憶
から来ている人もいます。
複数のレベルから来ていることも
ありますが、私自身を振り返ってみれば、
父方母方双方に、数代遡ると、
大きな損失やお金にまつわる人間関係の
ごたごたがあったりします。
まぁ、どこの家でも大なり小なり
あるものなのでしょうけれど、
我が家系に関しては、結構引きずっている
ところもありそうだな、なんて思います。
兄弟の中でも、影響を受けている人と
そうでない人もいて、影響の受け方も
一様ではないのが、面白いところです。
私の心の奥深くに常にある
生きることへの恐怖は、その大部分が
お金に絡んでいるもののようで、
今生ではそんなに大きなお金にまつわる
失敗はしたことが無いし、いわゆる
過去世と呼ばれるものでもあまり
そういう系は出てきたことが無いので、
（まだ出てきていないだけかもしれませんが）
多分ご先祖様絡みかな、と思いつつ
取り敢えずこの恐れを掘り下げてみる
ことにしました。
お金を失ったら生きて行けない、と、
茫然と立ちすくむ感覚があって、
思考停止でそこから何も
動けなくなっています。
親から聞いた話によると、
数代前の家は結構裕福な地主だった
らしいのですが、ある出来事（事件？）で
全ての財産を失い、以来ずっと振るわず
の家だそうです。
まぁそうだったとしても、
何もないところから築き上げていく
才覚というか力はなかったんだろうか？
と、その喪失や絶望の感覚を
辿ってみるのですが、
とにかく過去の栄光への執着と
受け入れ難い現状に対する惨めさ
の感覚が強くて、今この瞬間に在るはずの
可能性や力にはあまり意識が向いていない
ような感覚がありました。
だから常に、今の現状に
世が世なら。。。という思いと
没落した悔しさみたいな感覚が付きまとい、
どこか今ここに幸せを噛みしめることが
できない感覚がありました。
自分の顕在意識的にはそういう感覚の自覚は
ないのですが、そういえば、両親ともに、
言葉の端々にそんな気配のある表現を
しばしばしていたな、と思い出されました。
数代前、ということなので少なくとも
100年以上は昔の話がここまでその影響を
持続しているというのもすごいことだな、
と思うのですが、
それもひとえに、執着と未練、そして
現状を受け入れずに今ここを生きない
在り方故かな、とつらつらワークをしながら
思いました。
先祖から受け継いだ財産というのは、
その人個人に帰属するものではなく、
預かりものであり、それを使ってさらに
自分自身を磨き、高め、世に還元する
役目を負っているもの。
だからその上に胡坐をかき、慢心、
乱用するなど器たり得なければ、
いつ取り上げられても仕方がないし、
己の才覚で取り戻すこともできないならば、
それがその人自身の正味の器なのでしょう。
故に、
そうしたものに未練を持ち続けるのも
筋違いということなのかもしれません。
生まれながらに与えられていたものは
有難く使わせていただきつつ、
先人たちの栄光の上に自分は何を
積み上げるのかが問われているのだろうし、
失ったのなら、むき身の自分の器に
謙虚に向き合い、積み上げてきた先人たちの
偉業の重みを骨身に染みて知る機会
だったかもしれません。
あるいは、そもそも築かれた栄光に
不正はなかったのか、という可能性も
あるかもしれませんね。
胸の固い封印に財産への執着を感じたので
それを天にお返しし、自分と財産との
同一視を解いて行きました。
財産によって得ていた権力、
人々からの評価、尊敬、優位性も
お返しすると、大分胸が軽くなりました。
抱え込んでいるが故の恐怖というのも
あるのですね。
まだまだありそうなので、
続きはまた今度。