諦めの蓋のセルフワーク

自分自身に
さらに深く根を下ろせるように、

まだ逃げたり
誤魔化しているところがないか、
じっと内側深いところに
意識を向けていると、

先日やった生きることの虚しさ
にも関連しますが、諦めの感覚に
行き当たりました。

この諦め、
以前からずっとわかってはいたのですが、
きちんと見てきていませんでした。

何を諦めたのか、
何ゆえに蓋をしたのか、
今回はそれを掘り下げてみました。

今回も詳しいストーリーは
さっぱり出てこなかったのですが、
ただ、自分の願いの方向とは
全く違った現実を前に、

深くショックを受けて
固まっている感触だけは
触れることが出来ました。

いつものように
その硬直している部分に
命の呼吸を送っていったのですが、
それに触れ続けるのは
なかなかにしんどかったです。

何度も意識が外れ、
触れられなくなってしまうのを
軌道修正して続けていましたが、

心の機能がどこかおかしくなっているのか、
現実を認めたくないとか抵抗している
わけではないのに、うまく現実を
認識できずにエラーを起こしている
みたいな感じがしました。

そんなわけで
なかなか硬直が解けなかったのですが、
私はこれが癒えていくことを強く望む。
と、自身の方向性を決め、救いを求めると
どうにか少しずつ、解けて行ったようです。

胸の奥の嫌な感じの鈍痛から、
ぐりぐりとエネルギーが動いて、
一段深いところに通る感じになりました。

改めて、今自分のエネルギーが
どこまで通っているか、と見ていくと、
相変わらずガツッと止まるところは
あるのですが、以前とは多少
その感触は違っているようです。

その違いが、今やったワークの
進捗度合いということになります。

まだ諦めはあるだろうか、
と問うてみると、
諦めているというよりは、
ただ硬直している感じでした。

私がお伝えしている感情解放ワークでは、
諦めは感情の蓋であるとお伝えしています。

なぜなら、
諦めることによって、
その前にあったはずの辛い感情を
感じることを回避しているからです。

叶わないことを求め続けるのは
狂おしいほどに辛い。だから
諦めて求めなければ辛くない。
そんなイメージです。

今の私の状態は、
諦めるのは止めている。
蓋をして、無かったことにしている
わけではない。

けれども、その奥にある辛い感情が
自分を通過していくのを
ただ止めている、といった感じです。

では、辛い感情を止めずに
自分を通過させたらどうなるか。

止めているのをやめる、と意識してみると、
奥から何とも言えないエネルギーが
ぞわぞわしながら上がってきました。

微かに、体が震えるような、
一時、脳が痺れるような感覚が
ありましたが、

繰り返し止めるのをやめると意識すると、
奥に抱え込んでいたエネルギーが
段階的に、体を通り抜けていきました。

エネルギーが抜けていくほどに、
手や足先から血の気が引く感じがあったり
体のあちこちがパキパキいったり
していましたが、段々と胸の奥が
軽くなっていきました。

セッションでは、
ストーリーを丁寧に追って
場面場面の感情を解き放っていく
ことを主にやりますが、

こんな風にストーリーが
全く出てこなくても、
本質的には感情のエネルギーは
解放できるんですよね。

ストーリーは、
感情のエネルギーの質感や強さを
より生々しく捉えるための要素
という意味合いもあります。

血の気が引く感じとか震えたり
脳が痺れる感覚が出てきたのは、
当時あまりにも受け入れ難い現実に
ショックを受けたときの感覚
なのだと思います。

確かにこれは腰が砕け、
立っていられなくなるような感覚で、
相当に打ちひしがれたのでしょう。

当時の自分はとても受け止められなかった
感情、感覚を、今ようやくこうして
お迎えに行けたんですね。

まだ完全に完了したわけではありませんが、
糸口から大分進んだ感じはあります。

諦めの蓋は、無くなったかどうかは
まだわからないけれど、少なくとも
開いたとは言えるように思います。

またしばらく、様子を見ながら
ワークを継続して行こうと思います。

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