思い出せたことの恩寵

調子のいい時は誰だって
何かやれば楽に結果が出るし、
気持ちも明るく居られます。

けれど、
辛いとき、迷いがあるときを
どんな風に過ごすのか。

そういうときこそ、
本当の実力が養われるとき
なんだと思います。

調子の良いときも、そうでないときも、
大切には違いありませんが、
要点が違ってきますね。

そういうことを心得て、
苦しいときをいかに過ごすか、
腐らず、投げ出さず、
気力を練り続けることです。

まぁ、言うほど簡単では
ないかもしれませんけれどね。

だから、そういう意味では
自分を鍛え上げる
絶好の好機なんだと思います。

気力が保てない中でも、
自分がどこまで何をできるのか。

心や体の辛さにどう向き合うのか。

先の見えない不安や絶望の中で、
本質を求め続けられるのか。

余計なものが削ぎ落とされ、
余裕のないギリギリの状態で
見えてくるものもあると思います。

私たちはしばしば、
思うようにいかないと、
自分はダメなんだとか、
全否定をしてしまうところが
あると思います。

自信や希望が持てないときというのは、
大抵、自分自身を見捨てているでしょう。

それこそが、力の源泉を失っている
原因であり、迷いの元なのです。

苦しい状況になると、
私たちはその状況から逃れようと、
真っ先に自分を切り捨て、
逃げ出しますね。

本当は、そういうときほど、
自分自身に帰れ!なのです。

最も逃げだしたい、
受け入れ難い自分自身に
どこまで直面し、愛せるか。

それによって、自身の生きる世界が
大きく変容していきます。

最も辛いときに、
何が心の支えになるのかは
人それぞれです。

ただ、何を支えにするにせよ、
代替品ではなく、本質を求めることです。

その求める思いが、
道を拓いていくでしょう。

表面的な形に執着するのではなく、
何が求めているものの本質なのか、
精査し、掘り下げて行きましょう。

容易に叶わぬものは、
まだそれに辿り着いていない、
さらに創意工夫し、見つけ出せ
ということなのかもしれません。

たやすく与えられるばかりでは、
身に付かぬもの、育たぬものがあります。

しばしば人生は、
本当にその人の血肉となるように、
苦しい道を通過するよう
プログラムすることがあります。

迷いと不安、絶望を通り抜けてはじめて、
確かな感覚、大切な絆などが
その人の中で、真に機能する
真実になります。

そういう試練の中で確立されたものが、
その後に来る発展のタームを支える
力になるんですね。

そういうのを潜り抜けず、
誤魔化して逃げてしまうと、
良い時期がやってきても、
ベースが出来ていないので、
結局、挫けてしまいます。

誤魔化して逃げてきた人と、
逃げずに向き合い続けてきた人との
違いが、大きく出てきますね。

誤魔化しても、見てる人は見てるし、
わかる人にはわかってしまうものです。

人が見てようが見てまいが、
自分自身に対して誤魔化しをしない
というのは、自分への誠実さの表れ
だと思います。

その在り様が、自分への信頼、
すなわち自信につながり、
健全な自尊心を育むのです。

何度失敗しても良いから、
思い出したらできなかった自分を責めず、
穏やかに自分の本分を果たすことに
戻りましょう。

思い出せた自分を祝福して、
日々新たに歩めることの恩寵を
知りましょう。

永遠の忘却で完全に離れてしまうことの
なかった今は、何と得難い恩寵でしょうか。

大したことない、と思うことの中にある
恩寵の深さ、重みを知るように。

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