事実を受け止めることと解釈することの違い

事実を事実として受け取るのと、
事実をマインドで解釈をして
受け取るのは違います。

セッションをしていて
しばしばこの両者の違いが
引っかかることがあって、よく

それは事実をそのように感じたり
したことを言っているのでしょうか、
それとも、マインドで解釈した考えを
言っているのでしょうか?と
確認することがあります。

私はセッション中は、ずっと
その方の意識が何をどのように
捉えているのかを様々な角度から
リーディングしながら
進めているのですが、

事実を受け取っているときと、
解釈をしているときの意識の質感、
エネルギーは明らかに違います。

前者の場合は、エネルギーは
事実にクリアに触れていますが、

後者の場合は事実に触れておらず、
むしろ離れた状態で、その人の
閉じたマインドのフィールドに
意識がある感じがします。

つまり、解釈は、事実とは何ら
関係が無いことなのです。

勝手にその人のマインドの中で
作り上げたストーリーに一喜一憂し、
反応しています。

そうなるとセッションでは
もう一度解釈ではない事実に戻って、
事実に対して自分が本当は
どう感じているのかを捉え直して
軌道修正します。

このように、私たちはしばしば
事実から離れて解釈をしますが、
実は意図的に解釈をすることで
自分を守っていることもあります。

たとえば、
ポジティブシンキングなどは
その最たるもので、

なぜ事実をそのまま受け取らず、
ことさらにポジティブに解釈
しなければいけないのかと言えば、

ネガティブに感じて
気分を害したくないとか、
ネガティブで嫌な自分になりたくない、

ネガティブに受け取るよりも、
良いところを見てフォーカスした方が
前向きになれるなどあるのだと思います。

私は、ものごとの良い側面を見ることに
異論はないですが、

殊更にポジティブシンキングをする裏で
ネガティブへの強烈な拒絶意識がある
ことには、非常に不自然でアンバランスな
歪さを感じてしまいます。

なぜネガティブをそこまで拒絶するのか、
と言えば、その人自身がその要素に
フェアに対処できず、振り回されるのを
どこかでわかっているからだと思います。

つまり、ネガティブに引きずられずに
対処することができないので、
ポジティブにしがみついているのだろう
と思います。

ネガティブもポジティブも、
その人の主観的なジャッジメントですが、
どちらにもフェアに対処出来たら、
殊更にしがみついたり恐れたり
する必要はないですからね。

他にも、ポジティブシンキング
ではないですが、そのように解釈することで
煩わされないで済むとか、これ以上
傷つかずに済むとか言うケースもあります。

しばしば自分を傷つけてくる人や
不快にさせる人に対して、
あの人はみんなの嫌われ者だからとか、
馬鹿だから仕方がないとか、

思い切りその相手を下げて
気を晴らすというのも、その類です。

つまり、
自分の中で「設定」をかけることで
様々な苦しみを和らげようと
しているわけです。

これも、そのように設定を
ガチっとかけてしまうと、
確かにその場では苦しみが和らぎますが、

その設定によって消化されなかった
苦しみが歪んだ在り様とともに
固定化されてしまいます。

故に、ワークではマインドの解釈で
苦しみを和らげるのではなく、
事実を事実として受け止めた時の
正直な気持ちや思いを受け止めて
生きられる自分を目指しています。

その方が、ずっとシンプルで
副作用もなく、生きやすくなりますし、
生きる力がぐっと強くなります。

ワークを実践される方は、
自分がマインドの解釈をしたときに、
何か受け止めずに逃げた感情が
無いかな?と見ていくと、
気付くことがあるでしょう。

参考までに。

関連記事

お知らせ
●満月のオンライン瞑想会
2025年
8月9日(土)17:00~20:00
9月8日(月)19:00~22:00
10月7日(火)19:00~22:00
・・・
●2024年10月から開始されるレプリコンワクチンを接種された方は、対面、遠隔、無料遠隔ヒーリングをお受けいただくことはできません
・・・
●もしこちらの新サイトのブログが更新されてなかったら、 以下のミラーサイトをご確認ください。
・・・
アメブロ
https://ameblo.jp/25258pkou/entry-12734758809.html
・・・
gooブログ
https://blog.goo.ne.jp/25258pkou
最近の記事
  1. 無力感に苛まれるときに起こっていること

  2. 第768弾 無料遠隔ヒーリングご感想

  3. 事実を受け止めることと解釈することの違い

  4. 傷ついた心が見せる世界

  5. ~したいと言いつつ求めていないのはなぜか

カレンダー
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
TOP