同じ言葉でも人によって
様々な概念で認識していることがあり、
意志疎通を図るために、まずは
その言葉の定義のすり合わせが
必要なことがあります。
感情解放のセッションで
掘り下げをしていると、しばしば
この言葉の概念の定義が
その人固有のネガティブな捉え方に
なっていて、
本来ポジティブな概念のはずなのに
それに抵抗してしまうなどということが
起こっていたりします。
そういう歪んだ概念を、
本来の定義に修正することで、
今までどうしても抵抗していた
けれど、本当は願っていた方向に
するっと進めるようになる
ということがあります。
ただ、そうした歪んだ概念が
人生の根幹にかかわるような
大前提になっている場合、
それを軌道修正するのも、
ものすごく大きな大変革に
なっていきます。
その歪んだ大前提の上に、
様々な判断や選択がなされ、
積み上げられてきているので、
その土台が崩れるような
認識の転換があった時に、
それこそ、これまでの世界が
崩壊していくかのような
感覚に襲われることも
あります。
それが故に、この転換には
その時許容できる変化の範囲内で
ある程度の段階を踏みながら
進むことが多いかもしれません。
それでも、少しずつ
それまでのネガティブな呪縛であった
強烈な制限が緩んで、その分、
今まで選択できなかったことが
選択肢に入れられるようになると、
見えてくる人生の景色が変わります。
今まで見えなかった扉が
突然目の前に現れて、その先には
想像もしなかったような世界が
広がっているのです。
そうやって、自由の感覚や
自身の可能性が広がっていく高揚感、
喜びの中で、さらにその先を見たい
という希望が湧いてきます。
そうなったらしめたもの。
変化への恐れよりも、
自身の可能性の探求への欲求が勝り、
変化の流れは加速していきます。
そのプロセスの中で、
色々なことが起こるでしょう。
それは、それまで囚われていた
呪縛に気付かせるために
起こっているのです。
恐れたり、がっかりすることは
ありません。
誠実に向き合って、
自分が何に囚われてきたのか、
しっかりと対峙しましょう。
その先に、新たな可能性の開示が
待っているのです。
変化を恐れる人は、
変化をとてもネガティブに捉えますが、
どうしてそれが必ずネガティブなものだと
言えるでしょうか。
こんなことなら、もっと早く変化を
受け入れていれば良かった!と思うような
ポジティブな変化もあるはずです。
でも、そういうポジティブな感覚が、
どうしても抱けないんですね。
変化してことで、とても大変だった
記憶があるのでしょう。
この傷を掘り下げて、統合していくと、
変化もそんなに恐く無くなります。
まぁ、それもありかな、と
受け入れられるようになるんですね。
人によって、色々な変化への抵抗が
あるでしょうが、それを恐れる気持ちも
頭でねじ伏せて先に進もうとする
のではなく、
ちゃんと対話して、受け止めて、
統合して進めましょう。
そういう受容のプロセスも、
大切な学びなのです。
変化への恐れから、
呪縛され続けることを選ぶ人も
いるけれど、それは越えられるもの
なのだとしたら、どうでしょう。
どうしようもないのだと
思い込んでいたけれど、
やりようはあるのだとしたら。
別の可能性を掴もうと思えたら、
そこからあなたは道を開いていく
ことができます。
そうやって、あなたは
自分自身のオリジナルな人生を
創造できるのです。
その力を、どうぞ
忘れずにいてください。