どんなときも、自分から離れず
自分をお留守にしないこと。
これ、すごく大事です。
けれど私たちは、
ものすごく辛い時、窮地に立った時など、
本来は一番離れてはいけないときに
自分からつるりと逃げ出して
自分をお留守にしてしまいます。
そうなると、
その状況を把握することもできず、
適切に対処することができなくなります。
さらに、
自身の内から湧き出してくるはずの
真の力からも切り離され、
無力になります。
そうやって、無力で無能な人が
出来上がるわけです。
すると、自分では何もできないので
誰かにやってもらおう、
すがれる何かがないかと寄生先を
探し回るようになります。
自身の真の力を失った人は、
それが自分の元々の姿なのだと
思い込んで、だからそうやって生きる他
道がないのだと信じていますが、
すべては、自分を放り出して
逃げたところが始まりなのです。
だから、私のセッションでは
逃げ出している意識を自分自身に戻す
ということが第一義になります。
自分に戻って、
そこで受け止め切れなかった諸々を
受け止められるように誘導していく
わけです。
多くの人は、
自分にどうやって踏みとどまれるのか、
その方法を知りません。
自分を閉ざさず、押しつぶされずに
健全な状態でそれができれば、
ぐっと深く、自身の力を引き出して
使えるようになっていきます。
恐れや不安は、
自身の力の引き出し方を知らないが故に
飲み込まれるのです。
自分がどんな時に、どんな質の感情に
飲み込まれるのか、よく観察しましょう。
自分の弱点を知るわけです。
落ち着いて自分の弱点を見つめることが
できれば、飲み込まれずに踏みとどまれる
確率が上がっていきます。
今の自分はどこまで踏みとどまれるのか、
限界のエッジを掴むことです。
飲み込まれないギリギリのところで
ぐっと耐える意識力がついてくると、
そこからさらに、持ちこたえる力が
鍛え上げられていきます。
そういう力が、日常様々な状況下で
自分を保つ基礎力になっていきます。
こういうところは、
何となくのイメージとかはったりで
どうにかするところではありません。
地道な、けれども確実な心の基礎力が
ものを言うところですね。
ちょっとやそっとでは取り乱さない、
いざというときに動ける自分というのは
そのようにして日々鍛錬していくのです。
自分が自身にしっかり留まることで
真の力を汲み上げられるのと同時に、
もう一つ大切なのが、本質を直感的に
知る力があります。
嘘偽りなく自分の真実とともに在る時、
外の世界にある嘘偽りや、何が本当に
大切なことなのかを見極める目が宿ります。
この状態が、力を適切に使える状態なのです。
これは、自分をお留守にしている人には
決して体現できないことです。
今、どれだけの人たちが自分を離れ、
虚ろに生きているでしょうか。
自分に帰り、そして
本当に自身の命を生きるように。
あなたは決して無力ではないのです。