自分の人生の舵を取ること

暑さ寒さも彼岸まで、
とは良く言ったもの。
急に涼しくなりましたね。

先日、我が家の家庭菜園に
大繁殖している紫蘇をふと見たら、
花芽がついていました。

紫蘇は短日植物と言って、
日照時間が短くなるのを感じて
花芽をつける性質があるらしく、

もの言わぬ植物たちも、こうして
自然の摂理とともに自身の移ろうべき
姿を、ちゃんと知る叡智があるのだな、
と思いました。

同じように、私たち人間も、
頭ではあれやこれやで日々混乱していても、
どこかで、自然の摂理とともに
移ろって行くことを知っているところが
あると思います。

潮時などという言葉がありますが、
これも、頭ではないところで
ものごとに対する引き際を感じる
感覚です。

それに対して、素直に摂理に
応えられる自分なら良いのですが、
恐れから執着したり、逡巡していたりすると、
時を逃して苦しいことになりがちです。

だから本当は、
そうした恐れにしっかり向き合って、
やって来ている潮に即座に乗れる在り方を
日頃から整えておくことがとても大切です。

人はしばしば、恐れから身動きが取れず、
動くべき時に動けないことがあります。

だからと言って、恐れを感じないように
ただ蓋をして抑圧すればいいというもの
ではありません。

そういう方もよく見かけるのですが、
恐れを感じないようにしているだけと、
恐れを感じ統合した状態とは、
同じ動けるのでも、その内容は
全く違います。

前者は、
自分の感覚を一部閉ざしているので、
必然的にその部分に感覚の死角が生じ、
そこに何か大事なことがあっても、
認識できないのです。

そして、抑圧された恐れは、
様々な別の機能不全の苦しさを通して
解除を求めてくるでしょう。

一方、深く自分の感覚を開いて
感じても大丈夫な自分であれば、
あらゆる感情や感覚を受け止めつつ、
適切に応答しながら歩んでいけます。

人間として生きていれば、
多かれ少なかれ心に傷を持っているのが
普通で、完全に開いていられる人の方が
稀でしょう。

それを前提としつつも、
どれだけその傷に向き合い、
それを越えてきたかが、
その人の人間性に深みを与えます。

傷ついたから固く閉ざして終わり、
なのではなく、その傷から何を学び、
何を越え、何をものにしてきたのか。

歩み続けた人の強さ、賢さ、誠実さが
その人生に刻まれて行きます。

なぜここに誠実さがあるのかというと、
本当に自分自身から逃げずに
真実にコミットメントしていたら、

失敗して傷ついて終わりには、
決してできないからです。

道はまだ続いている、と人生は
必ず前に進むことを促してきます。

そして、
その人は逃げなかったのです。

このことは、その人の人生に
何にも代え難い誇りと自分自身への
信頼の感覚を生むでしょう。

これは、
誰かのものをちょっと知ったから
すぐに取り入れて同じ効果を得られる
とかそういうものではなく、
その本人だけの特権なのです。

人は、いつからでも
逃げることを止めることができるし、
そのことは、本当は自分の意志
一つでできることです。

自分に自信がない、力がない、
何かや誰かのせいでできない、
という前に、自分の人生に戻って、
人生の舵を取ることです。

それをしないから、
自信がなく、無力感に苛まれるのです。

恐れを越えて、人生からの呼びかけに
応えられる自分であるように。

あなたの人生に、祝福を。

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