明日5日（水）19時からの
満月のオンライン瞑想会、
ドタ参加も大歓迎！
詳細、お申込みはこちらから。
⇒満月のオンライン瞑想会
さて。
自分の中の何かを
変えて行こうとするとき、
なぜか自分のことなのに
自分では変えられないという感覚を
持っているケースがあります。
この場合は色々なパターンがあるのですが、
ひとつは、先日も書いたように、
主体意識の欠如、自分の人生の責任を
引き受けていく意思がないケース。
もう一つは、何らかの経緯があって、
自分のことを自分で決める権限を
失っているケースがあります。
これはどういうことかというと、
何者かと取引や契約をしたり、
自分自身でその権限から自らを
切り離しているなどにより、
その権限を失っていることが
あるんですね。
たとえば、自分の人生を誰かに
差し出していて、その存在に
決めてもらったり代わりに
生きてもらうとか、
（これは、人間だけではなく、
神仏とか悪魔・魔物の類などの
スピリチュアルな存在も含みます）
あるいは、特定の感情を何者かに
あげてしまうことによって、
ある種の力など何かを得ているとか、
感じることそのものを
自分から切り離すために
自分で色々なエネルギー的、
構造的な操作をして、自分を
特殊なフィールドに隔離しているなど、
人間というのは、苦痛から逃れるために
これほどまでに不思議で複雑なことを
やってのけるのかというくらい、
私自身、この仕事をしていなければ
そんな不思議なことがあるのかと
信じられないくらいに摩訶不思議なことを
やってのけるのが私たちなのです。
セッションで、
自分でそれをどうにかできる感覚がない
という人にまず問うのが、
自分でその状態にしている感覚があるか、
それとも、何者かによってその状態に
されてしまっているのかと確認することです。
頭で考えると、
え～、そんなこと言われてもわからない。。。
と思ってしまいますが、
直感的に感じることができれば、
何となく、誰かにされているな、とか
自分でやっているな、というのが
感覚的にわかります。
自分でやっているなら、
そのようにしている経緯を掘り下げて
行くことで、その状態の解除の糸口を
探っていくことができますし、
何者かの存在が関与しているなら、
まずはその存在に話を聞いてみて、
交渉してみるといった具合に
対処の仕方が変わってきます。
とにかく、
自分のことを自分で変えて行く力への
アクセス権限を取り戻さないと、
先には進めません。
いずれのケースでも、
本当に自分が自身の責任を引き受けていく
という意思がきちんと持てることが
必須で、
そうでないと、また同じように
自分の人生の主体の座に収まることを
拒否して何者かを引き入れたり、
逃避して、元の状態に戻ってしまいます。
結局、その人にとっては
今の状態が一番望んでいる状態
ということなんですね。
こういう人は、どれだけ働きかけても、
変わることはできないし、逆に
その意思が本当に持てたら、
働きかけはものすごく有効に働きます。
芯のところの本人の意思というのは、
外部の力ではどうしようもないのです。
そこに、本人がどれだけ正直に、
誠実に向き合えるかというのが
あるのですが、
頭でそうすべき、と考えるばかりで
本心を握りつぶしているうちは、
まったく進めないでしょう。
こういうところも、
自分との対話の方法を学ぶ機会に
なりますね。
見ていくべきポイントは色々あるけれど、
こじれた糸が、最高最善のタイミングで
解けて行きますように。