「大人な対応」という逃避

昨日は感情解放ワークショップでした。
お足元悪い中お越しくださった方、
ありがとうございました。

昨日は人数も少なかったので、
その分、みっちり集中してワーク
されて行かれましたが、

わだかまっていた感情が統合されると、
自分の感じ方も、それまで体験していた
現実の捉え方も、その瞬間から
ガラッと変わります。

要注意だと見ていた相手に対して、
温かなまなざしで受け止められるように
なったり、

どうせわかってもらえないとしか
思えなかった人が、自分を理解してくれている
感覚に変化したり。

自分が変わるということは、
こんな風に、変わりようもないと
諦めていた現実さえも、
何の無理もなくあっさり変えてしまうのですね。

だからこそ、
相手を変えることに躍起になる
のではなく、

自分自身の在り方を深く見つめ、
受け止めるべきを受け止めていくことが
大切なのです。

結局のところ、
自身の現実に現れるあらゆる苦痛の根本は、
自分自身が何かから逃げているところから
来ていることが多いような気がします。

耐え難い淋しさや悲しみ、怒りや憎しみを
どうにもできなくて、誰かにぶつけたり
封印してそれから逃げてしまう。

そのことが、自身の生きる気力を奪い、
「鏡の法則」を通して、自分のことを
まともに受け止めてくれない人を
引き寄せているのですから。

ただ、逃げることが悪いと言っている
わけではありません。

そうすることでしか、
生き延びていけなかったときも
あったでしょう。

けれど、いつまでもずっと
逃げ続けているわけにもいきません。

緊急避難したのなら、
体勢を整えた後に、戻ってその当時には
できなかった対処をするべきときが
必ずやってきます。

そうでないと、
ずっとそこが引っ掛かって、
同じ失敗を何度も繰り返してしまう
要因になってしまいます。

自身の人生を振り返ってみると、
何だか同じようなパターンで
いつも傷ついてるな~とか、
自分の傾向にきづくかもしれません。

よく人に騙されるとか、
すごく信じていた人に裏切られるとか、
良いように使われて都合が悪くなると
切り捨てられるとか、
いつも八つ当たりの対象にされるとか。

ご自身の中でそれが苦しいのなら、
そこに見るべきものがあるということですね。

あなたの苦しみは、確かに相手の
非常識だったりあり得ない行為のせいで
起こっているかもしれません。

けれど、なぜそんなことが自分に
起こったのかと問うならば、
紛れもなくそれは自分自身が
招いた結果だとワークでは考えます。

あなたがどうしても受け止められなかった
その辛さ、感じたくない感情や
認めたくなかった現実が、
あなた自身に受容されることを求めて
差し戻されているだけなのです。

あなたは何が認められなかったり
受け止められなかったりしたのでしょう?

孤独、悲しみ、惨めさ、混乱、ショック、
怒り、憎しみ、恐怖などなど。。。

あなたが逃げたものを掘り下げていくと、
大体こんな感じのものが出てくると
思います。

嫌なんですよね。
無かったことにしたい。

でも、そうは行きません。
あなたがこれらを拒絶すればするほど、
それを味わわせる出来事が嫌と言うほど
差し戻されてきます。

どんなに職を変えても、
パートナーを変えても、
住む場所を変えても、です。

そうなってしまう種は、
外的要因にあるのではなく、
あなた自身の中にあるので、

外側の何を変えても、
あなた自身がその種をそのまま
持ち続けているのなら、
結果は変わりようがないのです。

自分が何から逃げたのか。
適切な方法で向き合い、直面し、
受け止めていくことができれば、

その瞬間から、あれほど重く
人生にのしかかっていた息苦しさや重荷が
すっと晴れていくのです。

変に大人になって物分かりよく
仕方がなかった、もう気にしないわ、
終わったことだし、あの人はそういう人なのよね、
と頭で納得させて終わりにしている方も
よく見かけますが、

これはただ蓋をしているだけで、
完了にはなりませんので
気を付けてください。

案外ここがわかっていない方が
多いんですよね。

まぁ、世間一般ではそういうやり方が
主流なのかもしれませんが、
適切な完了のさせ方を知らないので
そうするしかないのでしょう。

実際、そういう方とお話をすると、
またどこかにモヤモヤが残っていたり、
同じ失敗を繰り返していることが
ほとんどです。

気持ちは、頭で納得させて
終わりにすることはできません。

何度もお伝えしている方でも、
都合よくこれだけは別、と例外を作って
スルーしている方もいらっしゃいますね。

それは、「厄介ごと」を蒸し返して
また苦しい思いをしたくないってどこかで
思ってるからではないでしょうか。

ってことは、まだ終わってないことを
深いところではちゃんと知っている
わけですね。

本当に完了しているのなら、
平然とそれを振り返って笑い話に
できるはずですから。

ワークでは、こうした「大人な対応」は、
単なる逃避以外の何物でもない、
と見ます。

あなたも、こんな「大人な対応」
していませんか?

それ、終わりじゃないですから。(^^)

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