自分を罰する人々

サロンで様々な方のお話を伺っていると、
本当にご苦労されたんだな~としみじみ
感じるお話を伺うことも多いです。

多分、ご家族の誰にも話したことのないような
人知れず苦労して、ひっそりと心の内に
沈めて来たような出来事の記憶、思い。

そうした記憶と一緒に秘めてきた、
気持ちの数々も、話していただければ
より深く解放していくことはできます。

お話されなくても、こちらでそのエネルギーが
読み取れれば、働きかけていくことは
可能ですが、

ご本人が否定されていると、
癒しのエネルギーは届きません。

最初は、ご自身でも忘れ去っていたような
出来事も、

エネルギーが読み取れたので
キーワードをお伝えして、こんなような
体験をされたことがありませんか?

と水を向けると、
そういえばこんなことがありました、
とお話しくださる方もあります。

最初は、大したことないように
お話されていても、そのうちに
封印していた思いが溢れてきて、
ぽろぽろ涙を流されたり、

許せない思いがふつふつと湧き上がってきて、
お顔が紅潮されてきたり。

蓋をしたから終わり、ではないんですね。

何十年前の出来事でも、適切に対処しなければ、
こんな風にいつまでもそれは体の中で
生き続けています。

そんな苦しい出来事の多い人生を歩まれた方に
ふと、この方は自分自身を罰しているのでは
ないだろうか、と感じることがしばしばあります。

自分が許せない、のですね。

自覚されている方も、されていない方も
ありますが、チェックして見ると、
「あぁ、入ってますね」とご本人も
納得されます。

何故、そこまで自分を罰しているのかは、
人それぞれ、掘り下げてみないとわかりません。

過去世からの持越しで、今世でそういう
苦労の多い人生を自身に課していることも
ありますし、今生の出来事の場合もあります。

で、この自分を罰しているということには
実は「刑期」があって、魂レベルで
「もうそろそろいいか」と納得できれば、
晴れて「釈放」になります。

これ、頭で「もうこんな苦しい思いは
ごめんです!今すぐ終わらせます!」
って思ってもダメなんですね。

魂レベルで納得していなければ、
自分を許そうとしても、必ずひっかかりが
あって、幸せになったり楽になったりすると、
落ち着かない気持ちになるのです。

では、どんな風になったら魂は自分を許せるのか。

感情解放ワークのチェックポイントで言えば、

1、「許せない」と思ったその出来事で生じた
自分の混乱や辛い気持ちを受け止めること。

2、そのうえでその出来事を直視すること。
特に相手の心情。

3、相手の辛い気持ちを受け止めること。

4、そのうえでしかと自分のやったことを
受け止め、そこから謝罪すること、です。

自分が許せない、と思ったということは、
何らかの罪を自分が犯したという意識が
あるわけです。

その「罪」に対して直視できなければ
それがどんなものなのかもわからないでしょう。

その状態で、「刑期」を終わらせよう
というのは無理な話です。

自分がなぜ苦しんでいたのか知らず、
釈放されたからと言って、方向転換できているか
と言えば難しいと思います。

方向転換して、もう二度とそのような過ちを
繰り返さない自分になるから、自分を
許せるわけですからね。

これは、「自責の念」についても同様です。

自分を罰している人は、しばしば
自分を呪っていることもあって、

そういうエネルギーを感じ取ったとき、
セッションの中で「自分を呪っていますか?」
とお聞きすることがあります。

自分を呪う、と言うと何とも禍々しいですが、
たとえば「自分はダメだ、脳なしだ、無能だ、
役立たずだ、生きていても仕方がない」などなど

とにかく自分を傷つけるような言葉の数々は、
すべて「自分への呪い」なのです。

人からこんなことを言われたら、
さぞかし傷つくだろうし激怒するだろう
というような言葉を、自分に対しては
平気で投げつけているわけですね。

これがエネルギー的に絡みついて、
ものすごくその人自身を苦しめる方向に
働いているのを感じることがあるわけです。

こういうのも、外していくと、
その瞬間から心も体も元気になっていったり
します。

ご本人も、こんなにも私は自分を
苦しめていたのか、とびっくりされます。

他人から飛んでくる呪いも恐いですが、
実は、自分で自分にかけている呪い
の方が、ずっと多くて無意識だけに、
恐いものかもしれません。

また、人から投げかけられる、傷つくような
言葉の数々も、実は自分の呪いの言葉と
ぴったり一致していたりしますね。

つまり、自分が自分を呪っているので、
他者も自分に対してそのようにしてくるという、
鏡の法則です。

他者が先なのではなく、自分が先なのです。

まぁ、誰を呪い、罰するにせよ、
それは根本的解決にはなりません。

感情解放ワークではそれらは「逃避」と捉えます。

早々に「刑期」を終えたいのであれば、
しかとその「罪」と思えるものに対峙することですね。

あなたの心も体も魂も、晴れやかでありますように。

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