先日、お休みをいただいている間に
念願だった淡路島に行って渦潮を見たり、
大阪でクローズドの講演会なんかを
やって来たのですが、
今年後半は地方への出張セッションなんかも
もう少しやっていけたらな～、
大阪、福岡辺りなんてどうかな～、と
ひそかに考えております。
まぁ、どうなるかわかりませんけど、
ラブコールがあったら前向きに考えたいと思います。
人様にこうして呼んでいただけるようになって、
改めて自分の仕事の存在意義を考えてみたり
するのですが、
基本、私は大勢の人に向って働きかけるよりも、
目の前の「あなた」に深く向き合い、触れ、
「あなた」の奥深くで起こっていくものに
伴走することに、深い喜びを見出す方かな
と思っています。
ただ、講演会やセミナー等で大勢の方に語り掛けて、
後で何かしら、思いもかけぬ変化のご感想を
いただいたりすることも、それはそれで
とても嬉しいです。
ヒーリングの仕事を始めて自分自身に向き合い、
感情について取り組むまでは、私は人づきあいが
ものすごく苦手で、どう人と接していいのかまるで
わかりませんでした。
今思えば、人に対して随分と失礼な態度を
とったり、傷つけるようなこともしてきて
しまったな、と思います。
でも、そんな私も今では、その方の奥深くに
眠っている様々な思い、人生模様に触れることが
ライフワークのようになっています。
この方はどんな思いを抱えながら生きてきたんだろう、
その時、何を感じ、何を考え、そして何をしたのか。
そのいちいちに、深い興味をもって
問いかけます。
セッションでは、今生のインナーチャイルドから
過去世まで、様々なストーリーが出てきます。
特に過去世では、今生ではあり得ないような
壮絶な場面に立ち会うこともしばしばで、
強烈な感情のエネルギーが噴き出してきます。
人を殺したり、殺されたり、大切なものを
失ったり、ものすごく理不尽な目に遭ったり。
恨み、憎しみ、怒り、悲しみ、屈辱、惨めさ、
混乱、孤独、絶望、喜び、感謝、感動。。。
様々に揺れ動くそうした感情の嵐の中で、
どうにかして生きていくために、私たちは
ありとあらゆる手を尽くし、もがいています。
大抵の悲惨な状況というのは、自身の感情を
受け止められないことに端を発していて、
そこをうまく統合できるように導いていくと、
悲惨極まりないストーリーが、驚くほどに
調和と豊かさと愛に満ちたものに変容していきます。
一見救いようのないような落ちぶれた人が、
立派に立ち直って人々と愛の交流をしたり、
傲慢極まりない非人間的で、ほとんど狂気とさえ
思えるような人物が、多くの人々から
慕われるような存在に変化して行ったり、
ということが起こるのです。
私は毎回、その変容ぶりに、深い感動を覚えます。
人間と言うのは、在り方一つでこれほどまでに
変わるものなのか、と、そこにはるかな可能性
を見て、感嘆せずにはいられないのです。
また、悲惨さの極限の中で、
信じられないような愛を見出すこともあれば、
栄光の極致で、信じられないような深い闇を
見ることもしばしばあります。
これまで、自身やセッションさせていただいた
たくさんの方たちに見せていただいたストーリーに、
光と闇、そしてそれらを越えた世界への道を
教えていただきました。
そういうものを繰り返し見ていると、
光は善で、闇は悪だ、というような単純な
善悪二元論と言うのはごく表面的なレベル、
エゴのジャッジメントであり、
ものごとは、そんなものをはるかに超えた
ダイナミックでもっともっと深い愛が
あらゆる次元を貫いて流れていると
感じるのです。
それは、愛としか言いようのないもので、
私たちの魂の旅路をものすごく深いレベルから
導いています。
それは、人間目線で見たら、時には冷酷で
容赦ない試練に突き落とす鬼に思えるかも
しれません。
けれど、その試練の中で、学び取るべきものを
本当にクリアしたときには、必ずその計り知れない
深い愛に触れ、涙せずにはいられないのです。
心地良いだけの愛よりも、はるかに深い深い
愛なのですね。
それは、私たちがより深い愛に目覚めていくためには、
たとえ一時的に私たちの魂が傷つこうが絶望の深い闇に
沈もうが、全く躊躇することなく試練に突き落とします。
かわいいかわいいだけの愛に、こんなことが
できるでしょうか。
ひょっとしたら、数千年、その魂が闇におちるかも
知れなくても、絶対の信頼をもって、試練を
実行するんですよね。
真の愛というのは、これほどまでの
厳しさをも持つものなのか、と
ただただ心打たれるばかりです。
私が、その方の中のストーリーに
非常に惹かれるのは、そこに流れる
愛を垣間見たい、触れたいと思うから
なのかもしれません。
そんなこんなで、
あなたの苦しいストーリーを、
深い愛のストーリに変容させたい！
と思う方は、ぜひセッション受けてみてください。
ただし、自分で自身の気持ちの責任を引き受ける
ことに同意されることが大前提ですけどね。