人生で何かうまく行かないことがあるとき、
みなさんはどうされてますか？
私の場合は、外側に解決法を
探してしまうときもあるけれど、
本当に何かがうまく回り出すときは大抵、
外側から見つけてきたもの
によってではなく、
内側にぐっと深く潜って
ひたすら問い続けて見出したもの
によることが多いような気がします。
あれをすると良い、
こうすべきだというマインドの思考を
追っていると、自分自身の本質を
見失うような気がして、目が回るというか、
却って訳がわからなくなって
しまうんですよね。
あくまで、私の場合ですけれど。
だから、
そういう思考はいったん脇に置いて、
じ～～～っとハートの奥深くに
意識を向けていきます。
具体的な答えを求めるのでもなく、
ただ、この状況の中で私の魂は今、
私に何を受け取らせようとしているのか。
自分が欲しい答えを聞こうとするのではなく、
魂が私に聞かせたい何かを受け取るために
ひたすら心のノイズを静めて、
ラジオの周波数を合わせるように
チューニングしていきます。
自分の欲しい答えを聞こうとしてしまうと、
その枠組みの外にあるものは
受け取れなくなってしまうので、
自分の側の枠はできるだけない状態の
受け身の体勢で聞いていきます。
そのようにして内なる声を聞いていくとき、
そこからくるサインというのは大抵、
私にとっては明確な言葉やビジョン
ではなく、
それはとても言葉では言い表しにくいのですが、
ある意志を「察する」ようにして受け取る
情報になります。
言葉やビジョンは断片的な情報ですが、
そのようにして「察する情報」には、
非常に多くの情報量が内包されており、
その察する能力によって、受け取れる
情報の質や量が違ってきます。
意識のチャンネルが合ってくるまでは
何も感じ取れず、シ～ンとしていますが、
コツがつかめてきて読み取れるように
なってくると、実に奥深いメッセージが
展開されていきます。
そういう情報にアクセスするには、
心にどんな感情のさざ波が立っていても
いけませんし、先入観や知りたいという欲
があっても邪魔になります。
また、じっと心を静めて意識を向けながらも、
自分が受け取れる状態にあるのかどうか
見て取れる視点は必要で、
その視点から自分自身を観察しつつ
微妙に軌道修正しながら
情報を読み取っていきます。
以前は右か左か、という具合に
問うやり方をよくしていたのですが、
（今でもやることはやります）
でもその問い方だと、
結局は問題と思っているものの見方
から離れておらず、その枠組みに縛られて、
却って見えなくなるもの、
受け取れなくなってしまうものが
生じてしまうんですね。
けれど、その状況はまさに
その枠組みを超えるために起こっている
のだとしたら、その問い方では
答えは決して見つけられないことになります。
つまり、正しい答えを得るためには、
正しい問い方をしなければならないわけです。
私も様々な方から様々なご質問を
いただくことがありますが、
その方の質問の仕方から、
その人の問題点が見えてくる
ことがあります。
質問の仕方自体が間違っている場合は、
その在り方、ものの見方の修正から
していく必要があるのですが、
ここを少しの指摘で修正できれば、
その人が答えにたどり着く可能性は
高いです。
けれど、もしそれで修正できない場合、
その人が答えにたどり着くには、
相当なエネルギーが必要だったりします。
というのは、在り方の根本の
軌道修正が必要な状態にあるけれども、
その修正に必要な、重要なポイントを
本人が認識するのに、何か大きな障害を
抱えていることを意味しているからです。
その障害というのは、
見栄やエゴ、プライドなどによる
特有の認識の歪みだったり、
責任転嫁などの逃避癖による
心の視野の欠損だったり、
色々なケースがあります。
こういうケースの軌道修正の難しさ
というのは、本人が真摯に、かつ謙虚に
それを認め、受け止めていく姿勢が
あるかどうかがカギになります。
こういう認識の歪みを持つ方は、
その部分に非常に困難がある
ような気がします。
ときに、そういうところに
霊障が絡んでくることも多いので、
本人の在り方と相まって、
なかなかに面倒なケースが多いです。
いずれにせよ、
内なる声を正しく受け取るには、
自分の欲しい答えを求めるなどのエゴが
無いことと、謙虚に聞く姿勢、
枠組みから離れることが
カギになってきます。
沈黙のさらに奥の深淵な声に心を向け、
聞こえなかったとしても聞き続ける
習慣を持つことは、とても大切なこと
だと思います。