毎月、定期的に参拝させていただいている
神社がいくつかあるのですが、
その中でも、特に好きな神社があります。
この神社も、不思議なご縁で導かれ、
あれよあれよと言う間に
崇敬会にまで入ってしまうという
あまりに出来過ぎな流れに、
まさに呼ばれたとしか言えない
感覚がありました。
以来、ここに来ることが
いつも本当に楽しみな時間
となっています。
その神社は、都心にありながらも
すごく豊かな森があって池や湧水もあり、
素晴らしいエネルギーが満ちています。
同じように自然豊かであっても、
ここほど心地の良いエネルギーを
湛えた場所は、あまり見かけません。
境内の隅々まで、
適切に管理され、掃き清められ、
祈りのバイブレーションが
行き渡っているのですね。
実は、今の様なご縁を結ばせて頂く前、
10数年前にも一度参拝させていただいたことが
あったのですが、ピンと来ていませんでした。
あれから随分経って、
なぜこんなにも崇敬の念を抱く
までになったのか、不思議に思いつつも、
機が熟したのだろうと言う他ありません。
境内にはカフェもあって、
いつも参拝の後にそこで
本を読む時間が好きなのですが、
あるとき、たまたま
幕末から明治にかけて活躍した
ある剣豪の本を読んでいました。
ちなみに、私はいつもこういう本を
読んでいるわけではなく、
本当にたまたま知りたいことがあって
読んでいただけです。
そうしたら、なんとその剣豪は
この神社の御祭神にとても深く
ご縁のある方だったということが
ありました。
また、今、とある歴史のシリーズ本を
読んでいるのですが、それも、
まさにこのご祭神の系譜に関わる
ドンピシャな内容でした。
そんな本をご祭神のフィールドの中で
読んでいるというのは、
なかなかに意義深いことであるな、
と思いました。
先日も、新年初の御挨拶に伺い、
まったりと半日を過ごしてきたのですが、
清められた参道を駅に向かって歩きながら、
ふと、あまりにも心地良いこの空間の
秘密に、何かふと感じるものが
ありました。
実はこの森、人工の森で、
人が作り上げたものなんですね。
でも、今では本当に自然そのままの
植生が調和し、木々も動物たちも、
生き生きと暮らしています。
人工的に作り上げられた森は数あれど、
ここと他と、何が違うんだろう、
と思ったわけです。
もちろん、ここは神社の境内で、
祈りのバイブレーションの要素は
あるでしょう。
けれど、
同じように他の神社でも
日々お祀りはされているでしょう。
何か、生命の根源的なエネルギーを
活性化させ、大宇宙に調和させるような
秘密があるに違いない。
それは一体何なのか。。。
このあまりにも心地良過ぎる
バイブレーションを感じていて、
ふと、昔見たあるDVDのことを
思い出しました。
それは、ご縁で知り合った
ある身体術の先生がご厚意で
貸してくださった
合気道開祖の植芝盛平氏の
DVDでした。
昔の映像なので、
かなり画像は乱れていたのですが、
中でも、氏が槍（？）を持って
演武している姿が印象的で、
それはもう、日本神話に出てくる
伊弉諾と伊弉冉がアメノヌボコを
もって天地創造している姿
にしか見えませんでした。
本当の武の達人というのは、
宇宙創成のエネルギーまで
己の体を通して体現してしまうのだ、
と、その時は感嘆しきりでした。
この神社で感じるエネルギーも、
それに近い感じなんですよね。
ということは、
その本質を掴めば、
人為的にこのエネルギーを
生み出すことはできる、
ということでもあります。
不調和だったり気枯れの状態を、
本来の調和、こんこんと生命エネルギーが
湧き出る状態に導く。
そういう技法が、
この国には確かにあるし、
体現されている存在もいる。
その本質に触れたいと
思うのでありました。
巷には、様々な波動グッズがありますが、
波動を転写する、というよりも、
本当はそのアイテムの中に
そのエネルギーが湧き出るような
システムを構築する、という方が
本質的なんだろうと思います。
たまに、お寺の古い仏像で、
見事なまでに素晴らしい宇宙エネルギーを
宿したものに出合うのですが、
これほどまでのエネルギーを
入魂したお坊さんってすごいな、
と思っていました。
あれも、多分波長域は微妙に違うけれど、
同じような文脈上にあるもの
なのかもしれません。
そんなこんなで、
色々と気づきの多い時間を
いただいてきました。