人生を調和へと導く道標

人の欲求にも様々あって、
欲望だったり願望だったり、
願い、望みなど様々な言葉で
表現されます。

そうしたニーズ自体が必ずしも
悪というわけではないけれど、
人生を狂わす類の欲もあるな、
と思うのです。

今日はそれらニーズについて、
思うところを書いてみたいと思います。

様々な方のセッションをしていて
思うのは、人生を狂わす欲の抱き方
というのがある、ということです。

その欲望のエネルギー自体は
生命維持に必要なサインだったり
次に自分がどうすべきなのかを
知るための道標だったりという
意味合いもあるので、

それ自体が悪なのではない
とは思います。

そのニーズに応じて行動した時、
満たされなかったら多かれ少なかれ
不快だったり辛かったりするでしょう。

そのときに、
その気持ちをどう処理するかが、
欲望のエネルギーをこじらせるか、
健全に消化できるかが分かれます。

その辛さを抑圧したり
無かったことにしないで、
叶わなかった現実も認め、
受け止めて統合し、
現実的な応答ができれば、

そのときに自分にできることは
完了なのだと思います。

けれど、その苦しさを
きちんと受け止めずに飲み込まれると、
そのエネルギーは無意識に沈み、

常に心の底で不安定な状態で、
不快な不足感や不安感、渇望の
エネルギーとなってその人の言動を
駆り立てていくようになります。

それがさらに積み重なると、
手に負えない暴力性や執着、狂気へと
変貌していくこともあります。

自分の欲望のためには手段を選ばない
というのも、手に負えないエネルギーに
理性や良心などがすっかり飲み込まれて
しまっているのでしょう。

そうなると、不安定なそのエネルギーを
統合しない限り、本人にはもう
止める術はありません。

不足感や孤独感、絶望感や閉塞感、
無力感、無価値観など、そうした
あらゆる苦しみから逃れるために、

人は我を忘れてもがき、のたうち回る
ようにして人生を彷徨い、生きていきます。

無数の悲劇の人生の根底には、
必ずこのようにしてこじらせた
欲望のエネルギーがあります。

そして、そのようなエネルギーには
よからぬ者が寄り集まってくるもので、
余計に焚きつけ、増幅されるのです。

その状態から抜け難いのも、
そうした存在たちの介入の影響も
あると思います。

彼らを侮ってはいけないのは、
ものすごく長いスパンで
彼ら自身の獲物を狙い、働きかけ、
暗い方に暗い方に自ら堕ちていくよう
巧妙に導いていくのです。

幼少期から老年期まで、ずっと
その影が付きまとっている人生の
ストーリーも珍しくはありません。

ときに、その介入は人生をまたいで
執拗に続いていたりもします。

彼らの介入を断ち切るカギは、
欲望をこじらせないことです。

叶わなかった心の痛みを
すり替えたり頭で納得して収めたり、
問答無用で蓋をして切り捨てる
というようなことはせずに、
誠実に受け止め、昇華させていくこと。

そうすれば、欲望を暴走させ、
ダークな存在たちに介入させる
隙はできません。

そのようにして在るときに、
今度は別のレベルからの望みが
自身のもっと深いところから
湧き上がってくることがあります。

それは、不足感から生まれてくる
欲望とは違って、自分が本当は
どう生きるべきかを導くサインなのです。

これを私は命の導きと呼んでいますが、
それは明らかに欲望の質感とは違って、
人生を深いところから満たし、
調和へと導く道標なのです。

人生は、これら二つに如何に処し、
応えていくかで天国か地獄か、
雲泥の差となるのです。

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