様々な関係性をリーディングするとき、
まずはその人のエネルギーが相手に
触れているのかどうかを見ます。
そして、相手と心地良くエネルギーが
循環しているのかというところを
チェックします。
一見、そつなくコミュニケーション
しているようで、エネルギー的に見ると
壁があるとか、間に膜が一枚挟まっている
ように感じられるケースも多く見られます。
そういう人は、本当に相手と
触れ合うようなコミュニケーションは
望んでいないのでしょう。
顕在意識レベルでそのように自覚
がある方もあれば、口では触れ合いを
求めていると言いつつ、深いところでは
自分は望んでいないということに
気づいていない人もあります。
後者のような方だと、
自分は望んでいるのにどうして
触れ合えないのかと、悩まれたり
していますが、
頭で望んでいることと
本心が分離していることに
気づけるような眼差しを意識すると、
わかることがあるのではないかな、
と思います。
相手と触れ合わないような在り方を
しているには、色々な原因や背景が
あるのでしょうが、いくつかの
例を挙げてみると、
1つ目は、傷つくのが恐いから。
深く触れ合って裏切られたなどの
傷ついた経験があり、
金輪際信じて深く愛するなどの
深いコミュニケーションは取らないと
固く誓っているケース。
2つ目は、深く触れ合うと、
コントロールされてしまいそうだと
感じていて、その支配から逃れるために
触れ合わないようにしているケース。
3つ目は、自分が関わると
周りを傷つけたり混乱させたりして
不幸にしてしまうので、あえて
ごく浅いレベルのコミュニケーションに
とどめているケース。
4つ目は、コミュニケーションの中で
自分を見失ってしまいそうに感じて
不安なので、あえて閉ざしているケース。
他にも色々ありそうですが、
まぁ思いつくままに書いてみると、
こんな感じでしょうか。
互いに深く触れ合うことに
美しい理想を見る方は多いですが、
本当にそれができるためには、
その前段階で必要な要素が
いくつかあります。
1つは、過去のコミュニケーションで
受けてしまった心の傷を癒すこと。
そして、なぜそういう結果になったのか、
その経緯を辿りながら、この出来事から
受け取れる学びを昇華させること。
たとえば、裏切られたにしても、
自分がきちんとハートの声を聞かず、
吟味せず妄信していなかったか、
サインはあったのに、信じたくなかったとか、
頭の理屈を信じた等の在り方を転換すること。
2つ目は、関係性の中で
しっかり境界線を引ける自分で在ることと、
自分軸が取れていること。
触れ合う前に、境界線が引けないと、
容易く自分を見失ってしまいます。
踏み越えてはいけない相手の範囲に
不用意に踏み込み、相手の責任を取ろう
としてしまったり、自分の領域に
相手の侵入を許してしまうなど、
互いに不健全な状態になってしまいます。
境界線が適切に引けない状態では
自分軸を立てるというのは不可能です。
自分が何に責任を取るべきなのか、
引き受けてはいけない責任とは何なのか、
明確に知って、対処できることが大切です。
支配やコントロールの問題も、
自分軸と境界線が不健全な状態から
生じます。
こうしたところができて初めて、
健全な関係性を構築できるようになり、
深く触れ合うコミュニケーションが
不安なくできるようになるわけです。
美しく甘い関係性の理想を求める人は
多いですが、その前に自分軸と境界線を
しっかり確立させましょう。