秘された真実

良くも悪くも、ものごとには
「見ようとしないと見えないもの」
があります。

言いようによっては、
「見ようとするから見えるもの」
とも言えます。

日本語の微妙なニュアンスで
色々な意味に取れるかと思いますが、
いずれにせよ、私たちの生きる世界は
自分の意識が受け取っているもの
によってできていることに
違いがありません。

このことを逆手に取れば、
自分の世界に在ってほしくはないものは
徹底的に意識の外に置いてしまえば、
それは自分の世界には存在しないこと
になり、快適に生きることも
できるでしょう。

また、知らなかったが故に
平和な世界で生きていられた
ということもあります。

まさに、知らぬが仏、です。

けれど、それらは
たとえ意識に上らなかったとしても、
その存在がなかったわけでは
ありません。

量子物理学で言えば、
有名な「シュレーディンガーの猫」
という思考実験の話がありますが、

ヒーリングの世界では、
働きかけをヒーラー自身が見届けること
によって、具現化すると説明されています。

可能性としては元々存在していたものを、
認識することで、この世界に具現化
するわけですね。

だとしたら、望まないことなら
認識しなければ良いようなものですが、
それで終わるかと言えば、そうではない、
と私の経験上からは言えます。

認識の外で起こっていても、
厳然と実生活に影響を及ぼしていること
って、ありますよね。

何だかよくわからないけれど、
違和感がある、おかしい
と感じるようなこと。

「場」にはいくつものレイヤー(層)
があって、認識しているレイヤーには
何もなくても、同じ場所の違うレイヤーには
違った情報が織り込まれている。

それを、私たちの通常の現実を認識する
感覚以外のセンサーが感じ取って、
何かを察しているということが
あるのだと思います。

だから、見ないようにしていても
どこか落ち着かないとか、何か
不調を感じているとかいうことが
あるのでしょう。

意識をそちらに向けようとしても、
恐くて見られない、見てしまったら
とんでもないことになってしまうかも、
と固まってしまうという方も
あるでしょう。

ただ、そうやってやり過ごせるのも、
一時的で、どこかの時点で
対峙しなければいけない時が
来るのではないかな、と思います。

自分の中にそれがあるのなら、
それが自分より大きいということは
無いのだろうと私は思っています。

どうにかできるだけの力は、
自分の中にあるはず。

けれど、下手に及び腰で臨んだら、
ケガをしかねない。

だから吹き飛ばされないだけの
肚積もりはして、臨む必要はあるだろう
と思います。

そうして誠実に、
隠された真実に向き合ったとき、
創作のレベルではない、
自身の内側から明かされる秘密が
浮かび上がってきます。

それは、そのときその人にとって
意味ある何かでしょう。

それをどのように受け取り、
向き合うのか。そこが要です。

浮上してもなお、
逃げようとする人もいるし、
一旦預かりにして、少し時間が欲しい
という人もあります。

いずれにせよ、
秘された真実は、見ようとしないと
明かされてこないものです。

そして、見たからには
責任が生じます。

それを引き受けて、
向き合うのかどうか。

引き受けるからこそ、
生まれる力などもあり、
ただ重荷を背負うばかり
というわけではありません。

結局は、自分の命に
どこまでどう向き合うのか、
ということだろうと思います。

 

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