常識の型枠に押し込めた自分を解き放つ

私にご縁のあるクライアントさんは、
真面目な方が多い印象があるのですが、
きちんとしよう、ちゃんとやろう、
という意識が強いあまり、

自分を常識や良識の枠組みの中に
ぎゅ~っと押し込めて、こじんまり
まとまってしまっているような気がします。

そういう枠組みを持っていること自体が
悪いわけでは決してありませんが、

その方自身の持っている
クリエイティブな要素が、それが故に
うまく発揮できなくなっているケースを、
しばしば見かけるんですね。

世間一般のスタンダードは、
必ずしも全ての人に最適の在り方、方法
というわけではありませんよね。

昔、レナードがリトリートでのお話の中で、
四角い鉛筆を丸い方にねじ込むようだった、
と自身の幼少期について話していました。

全ての鉛筆が同じ形であるのは
それを扱う側からしたら都合が良い
のかもしれませんが、

合わない型枠にねじ込まれる側は、
とても深い苦しみを受け入れねばなりません。

それは、自分という神聖な個性を
否定されるような痛みを伴います。

今の学校はどうなのかわかりませんが、
私の世代の学校では、なんでこんな
変な校則があるんだろう?という
校則がありました。

髪の色も染めてはいけないどころか、
黒でないといけないとか、元々
明るい髪色の人は黒く染めないといけないとか、

パーマも禁止で、くせ毛の人は事前に
届出を出さなければいけないとか。

今だったら人権侵害と言われそうな
意味不明な校則があったのです。

在るがままの自分で生きてはいけないのか。

行き過ぎた均一性への強要は、
どんな理不尽も黙って受け入れ、
従順であることを良しとする思想を
強烈に植え付けたように思います。

だから、言われたことだけする。
違和感を持っても、異を唱えてはいけない。
みんなと同じようにふるまって、
飛び抜けるのはよくない。
自分の意見を持つのは危険だ。
疑ってはならない。

みたいな態度が無意識にも
私たちには刻み込まれている
のだろうと思うのです。

こうした在り方を受け入れるには、
自分を深く深く眠らせるしかありません。
そうでないと、とても苦しすぎて、
いられないからです。

あるいは、そういう教育から逃れて、
その思想が強要されるコミュニティから離れ、
完全に自分独自の道を切り拓くのみです。

今は、私が子供の頃よりはずっと
自分オリジナルの道を拓きやすい環境は
できているのではないかと思いますが、

それでも、選択肢が広くなった分、
本当に自分自身を知り、
行動する土台がないと、
難しいところはあるかな、
と思います。

今、四角い鉛筆を丸い型に
押し込められるようにしてウン十年、
生きてきた方たちが、

自分とは何者なのか、
どう生きたら良いのか、
自分を表現するとはどうやるのか、
と根本から問われているステージに
立っています。

それまで生きてきた世界の大前提が
根底からひっくり返ってしまったような
状態で、今までのやり方が通用しなく
なってきているからです。

苦しいながらも、どうにか
適応させてきた在り方を解いて、
本当はどうしたかったんだっけ。
何が嫌で、苦しかったんだっけ。

というのを思い出しながら、
長く諦めてきた何かを、もう一度
拾いに行っている。

そんな方が多くいらっしゃいます。

自分の大切なものを抑圧し続けてきた
年月が、全くの無駄だったのかと言えば、
そんなことはありません。

その自分があって、改めて
本来の自分に戻って来たときに
わかる何かがあるのだと思います。

無垢が最高なのではなく、
そこからさらに磨いてきたものが、
自分という素材をさらに昇華させます。

自分の歩んできた道に誇りを持って、
あなた自身の本質に、再び
向き合ってみてください。

常識の型枠に押し込めた自分を解き放ち、
今こそ、自分の資質を生かして生きる
時代が来ているのではないかな、
と思います。

簡単ではないかもしれないけれど、
唯一無二のあなたを、どうぞ大切に
花開かせてあげてください。

 

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