「自分を見捨てる自分」をやめる

よく「自分に自信がない」「自分が信用できない」という方がいらっしゃいます。自信というのは「自分を信じる」と書きますが、まさに自分をどれだけ信頼しているか、ということが自信です。それは、何かができるからとか、何かを持っているから信頼するという類のものではなく、ただ「自分は絶対に自分を見捨てたりはしない」と深く感じている安心感とでも表現したらいいでしょうか。

自分に自信を持ちたいとは多くの人が思っていることだと思います。けれど、そういう人たちの多くは、何か自分に付加価値を持たせて、その価値によって自分を信じられるようになろうとしています。

ダイエットをしてきれいになったら自分に自信が持てるだろうとか、勉強や仕事ができる人間になったら、お金を一杯稼げるようになったら、きっとその時自分を信用できる、と信じています。

けれど、恐らくその人たちは、その自分を実現したとしても、本当の意味での自信は持てないだろうと思います。なぜなら、信じているのは美しい容姿や能力、お金であり、自分自身ではないからです。

自信を持ちたければ、まず在るがままの自分と対話することが第一です。相手のことが良く分からないのに、信頼することはできないでしょう。それは、誰か他の人に対するのと同じように、自分自身についても当てはまります。

けれど、自分に自信がないという人は、ほぼ例外なく自分と対話しません。なぜなら、自分が嫌いだからです。

できない自分、醜い自分、お金のない自分などなど、自分の理想から程遠い現実の自分が受け入れられず、見るのも嫌なのです。できれば消えてなくなってほしい。そして私はそんな自分とは違う、もっと素敵な自分になる!と思っているのです。

「素敵な自分」は、嫌いな自分を矯正したり切り捨てたりすることでは決してなることはできないでしょう。むしろ、そういう自分と深く深く対話し、受容し、統合した時に、本当に求めていた素晴らしい自分になれるのです。それは、あなたの想像をはるかに超える、素敵な自分です。

けれど、多くの人はこのことを知りません。「ダメな自分」を受け入れたら、本当に自分がダメになってしまうと、恐ろしくてその自分を直視することすらできないでいます。

そもそも、なぜ自分は「ダメ」になっているのか、そこが分かっていないのです。

あなたは決してダメではありません。ただ、あなたが自分を「ダメ」だとジャッジメントしたとき、そこに「ダメな自分」が生まれます。ではなぜあなたはあるがままの自分を「ダメだ」と烙印を押したのでしょうか。

それはただ、その自分であったときに辛い目に遭ったその気持ちを、あなたが受け止められなかったからです。

たとえば、勉強ができなくてクラスの落ちこぼれになってしまったとき、先生や親からひどく叱られたかもしれません。クラスメートからもからかわれたり、軽んじられたりということも、あったかもしれませんね。

そんなとき、あなたはとても悲しく、情けない気持ちになったでしょう。劣等感を抱き、自分がとても無力で、無価値に感じたりもしたでしょうか。

これらのとても辛い気持ちを、あなた自身が受け止められなかったのです。そして、こんな辛い思いはもうごめんだ!と拒絶して、心の奥深くに封印して、そうならないように努力することにしました。

すなわち、勉強などを一生懸命頑張って、先生や親から叱られないように、クラスメートからもせめて軽んじられないように、どうにかしてあの辛い思いから逃れようとしたのです。

けれど、自分が自身の気持ちを拒絶したままいくら外側に努力したとしても、内側に封印された気持ちには対処されていません。この気持ちのエネルギーが、自身の存在を受容してもらうことを求めて、同じ気持ちを感じさせる出来事を引き寄せてくるのです。

だから、どれだけ努力して優秀になったとしても、内なる無力感や無価値感は、心の奥底から滲みだして来るでしょう。

だからといって、勉強を頑張るといった努力自体が悪いと言っているわけではありません。ただ、気持を置き去りにしたままの在り方では、苦痛回避の目的は決して達成されることは無いということは、覚えておいてください。

苦しみを受け止めたら苦しみの海に引きずり込まれて死んでしまうのではなく、苦しみが芯から和らいで、深い安心感で満たされるのです。

あなたの孤独や絶望は、自分自身に見捨てられた気持ちのカケラが感じている感情にぴったりと一致します。

自分の苦しみに触れることを恐れる人は少なくありません。けれど、恐れてもいいので、どうぞ自分を見捨てる自分をやめることを、諦めないでいてください。

最初から完璧にできることは、ほぼありえません。何度失敗してもいいから、自身が見捨てた自分を救いに行くことに、繰り返しトライし続けてください。

そのプロセスの中で薄情な自分、思うようにできない自分、裏切る自分、弱い自分、ズルい自分を何度も見るでしょう。その自分から、どうぞ逃げないで、直面するのです。

直面しなければ、あなたはずっとその自分で居続けます。直面している自分は、既に卑怯な自分でも、弱い自分でもないのです。

このようにしてあなたは変容していきます。だから、「ダメな自分」が出てきたときは、変容のチャンスだと思ってください。それは、未来の「素敵な自分」からの招待状なのです。

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