憎しみの解放

リトリートから帰ってきて以降、自分の中の憎しみの感情に向き合っていますが、結構なボリュームがあるので少しずつ取り組んでいます。

そのエネルギーにフォーカスすると、身体の奥底からねじれるようなエネルギーが動き、浮上しては抜けていきます。その度に自分のバイブレーションがよりクリアになって、すっと透き通って行くような感じになるので、濃密な憎しみのエネルギーとの対比が非常に興味深く感じます。

ずっとレナードに提示されてきたテーマに、5年越しに向き合えたことが感慨深くもあり、またこれだけの時間がかかってしまったことに対して、不可解な印象もあります。

というのは、私は「憎しみ」の感情をネガティブに捉えているつもりはなかったし、それは自分の中に在っても悪くはないと思っていると認識していたからです。

「本当にそうだろうか?」と今改めて自問していますが、私が憎しみを抑圧していたのは、単にそのエネルギーのボリュームが大きすぎて大変そうだったから、というだけではない何かがあるようにも感じます。

私はプレゼンスに在りたかったし、神に帰りたいという思いがあったのは確かです。だから神への憎しみを抑圧したのかというと、それもまた説明不足な気がします。なぜなら、私は神への怒りがあることには気づいていて、それに対しては既に取り組んでいたからです。

怒りは抑圧しなかったけれど、なぜ憎しみは抑圧していたのか?自分でも不思議です。

怒りと憎しみを比べてみると、憎しみの方がより対象への攻撃性が高い気がします。怒りは自己完結できそうな気がしますが、憎しみとなると、どうしても相手を積極的に害したいという思いのベクトルがあるので、エネルギーが対象に向かうことに、どこかで躊躇していたのかもしれません。

けれど、被害者になっているときは、加害者の側面も体験しないとバランスが取れません。二元性から抜けられずに巻き込まれてしまいます。これ故に、私は神の被害者というポジションから長い間、抜け出せなかったのでしょう。

そしてもうひとつ考えられる要因が、神への憎しみを感じる時に常に浮上していた「虚しさと絶望感」のエネルギーです。これらにしっかり対処できていなかったので、憎しみを受け止めるまで至らなかったのでしょう。

今回は虚しさと絶望感を丁寧に受け止めたので、その下にある憎しみをクリアに捉えることができるようになりました。そして起こることを起こるように起こさせることを徹底して、何が起こって来るのかをひたすら観察し続けました。

「神が憎い、神が憎い」と憎しみを浮上させ続けるにしたがって、叶えられなかった願いと、その痛みが浮上してきます。これが神への不信につながっているのですが、それらを感じ、見つめながら、「あぁ、私にはこのプロセスが必要だったのだな」としみじみ思いました。

うやむやにして「仕方がない」と飲み込んでしまっていた痛みを、明確に意識に浮上させることが、これを癒していくためには必要だったのです。

だからこそ、そのためにしっかりと神を憎まなければならなかったのだと、ようやく理解しました。

神を憎みながら、私の深いところから「妻を返せ、子供を返せ!」という叫びが湧き上がってきました。理不尽に妻子を殺された過去世の男性の叫びでした。本当はこう叫びたかったけれど、当時は言えずに飲み込んでいたのでしょう。

この過去世の悲しみは随分前にも取り組んだことがありましたが、憎しみを通して出てきた悲しみは、さらにそれよりも深いものでした。

「子供に何の罪がある?」と、小さな亡骸を抱えて嘆くとき、当時に私は身体に居ることができなかったようで、まったく身体の感覚がありませんでした。その時の悲しみを今、体と心に戻って受け止めるとき、私の心身は悲しみで押しつぶされそうに感じました。

憎しみは、耐え難い痛みの責任を取り切れない時、その痛みを外側の対象に向けた感情であると私は理解していましたが、まさにその通りでした。

憎しみを十分に浮上させた奥から現れたこの痛みを、深く受け止めるために、この男性のストーリーにさらに深く入って見ました。そうでないと、表面的なところだけをなぞって終わりにしてしまいそうな気がしたからです。

この男性にとって、妻子はどんな存在だったのか。過去にさかのぼって妻と出会ったとき、結婚したとき、子供が生まれたときの気持ちを辿ってみました。

その一つ一つの場面が本当に幸せで、妻に出会えたこと、結ばれたこと、特に子供が生まれて父親になった時、その時々に男性は神に感謝していました。

その幸せが深い分、それらが失われた時、絶望も深く、今までの幸せな時間のすべてがこの辛い悲しみにつながっていたのかと思うと、現実が底知れない悪意を持っているように感じられたのです。

神は全てを与え、全てを奪う。

もはや男性にとって神は信頼できる存在ではありませんでした。

解放のプロセスはまだまだ続きます。

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