亡き父に抱いていた意外な感情とその解放

今週の無料遠隔ヒーリングのテーマは家族へのわだかまりですが、私自身も早速ワークしてみたところ、想像もしていなかったようなものが出てきたので、ちょっとシェアしてみます。

「家族へのわだかまり」を考えたときに誰が出てくるかな?とハートに問うて始めたのですが、意外なことにそれは父でした。私にとっては母の方が強烈なキャラクターなので、父も決して弱い人ではありませんでしたが、その陰に隠れて見過ごしてきたものもあったかもしれません。

母との関係はこれまでワークを重ねてきて随分和解できましたが、その一方で、既に15年ほど前に亡くなった父の方が手つかずになっていたようです。

ワークに入ってすぐに出てきたのが「ちゃんとお母さんを守ってよ!」という言葉でした。そんなことを想像したこともなかったので、自分でもびっくりしたのですが、「どうしてお母さんを守ってくれないの?」と、とても深い悲しみと怒りを持って父にその言葉をぶつけていました。

私が生まれたとき、家には祖父母と両親と父の妹である叔母が同居していました。この叔母と母とは物凄く折り合いが悪く、叔母が嫁に行って家を出て行ってからも、父が亡くなって縁が切れるまで、宿敵のような関係でした。

叔母のことだけではなかったのだろうと思うのですが、一人、商家に嫁に来た母は相当に苦労していただろうと思います。まぁ、そんな諸々のエピソードも昔から聞いてきたので、自分の内側から思いもかけず出てきた言葉に、ある部分納得するものはありました。

その強い怒りと悲しみの言葉を出てくるがままにただ父にぶつけていくと、「私はまだ小さいから、私一人じゃお母さん守れないよ。お父さん助けて」と泣いていました。

自分でこんなことを思っていたのかと驚きながら、言葉をぶつけた父の表情を見ると、憮然とした様子で私の言葉をちゃんと受け取ってくれていないように見えました。

父の意識に入って見ると、自分はちゃんとやっている、何を言われているか分からないという様子でした。それに、母も叔母も気の強い人でしたから、父は女の戦いにはかかわりたくないし、自分の妹だからそんなに悪く思いたくもないという気持ちも見えてきました。

父も実際、何をどうしたらいいのかわっぱり分からないようでした。

そんな父の様子に私は「父は母を守る能力がないのだ」と深く失望し、悲しくなりました。頼るべき人にその能力が無くて頼れないというのは、とても絶望的でした。

これはあくまで私の中のワークであり、実際父が私が思った通りであったかは分かりません。まして夫婦間のことなど、なおさらです。が、小さな私の中では、父に対する深い失望感が確かにあったようです。

多分これらの感情を抱いたのは、家族構成からして2歳くらいだろうと思います。大人から見た赤ちゃんという存在は、何もできないし何も分からない庇護すべき無力な存在のように見えますが、赤ちゃんはそうした大人の想像以上に色々なことが分かっているものなのだな、と改めて思いました。

しばらくこれらの感情を受け止めていたのですが、この時はあまりにも失望感と悲しみが深くて、そこまでで終わってしまいました。

このままでは父の面目が立たないと思って、翌日また続きのワークをしてみようとビジョンの中の父の様子を見てみると、前日は全く要領を得ない感じだった父が、ちゃんと自覚を持って母を守ってくれているビジョンに変わっていました。

亡き父もあの世で私のワークを見ていて感じるところがあったのかどうかは定かではありませんが、何がどうしたのか、ワークでは特に自分の感情を吐き出した以外はやっていないのに、きれいに収まってしまいました。

ビジョンの中の母も、父が守ってくれているおかげで表情も柔らかで、父への信頼も感じられます。

そんな様子を見ていると、以前の父に対して感じていた失望感や頼りなさは、私のこれまでの男性観に想像以上に大きな影響があったことにも気づきました。確かに私にとって男性は、根本的に頼りにしてはいけない存在という位置づけでしたし、そういう言動もして来たな~と思い当たることがいっぱい。。。(^^;

もっと早くにここにたどり着けていたら、人生変わっていただろうな、と思います。適齢期の女性で父親との間にわだかまりがある方は、ぜひ早めにワークされることをお勧めいたします。

それにしても、長く母に対しては確執があった私が、赤ちゃんの頃は「母を守る」という意識を持っていたことにも驚きました。

何かで、子供は親を守るために生まれてくるというような話を聞いたことがありましたが、親が子供を守るだけではなく、本当に子どもは親を守っていたんですね。親子って不思議です。

余談ですが、「頼るべき人が頼れない」というこの構図、師に対しても表れていて、「師には私を導く力が無いのだ」という思いが湧いてくることがあります。もちろん、師の素晴らしさは微塵も疑いないところなのですが、「私を導いてくれる力」という一点において、不信感を抱いてしまうのです。

これが故に私の探求が迷走してしまう自覚はあるのですが、未だクリアできていない課題です。

ただ、今回のワークで男性一般と師への感じ方も少し変わってきているので、引き続き取り組んでいきたいと思っています。

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